2008/12/31
9月の7件、10月の8件をピークとし、今年は上場企業の倒産(破産・民事再生・会社更生)が相次ぐ年となった。これまでは2002年の29社が最高だったが、最終的に今年の上場企業の倒産件数は33件となり、戦後における記録更新が確定した(上場廃止後に倒産したエー・エス・アイを含めると34社)。不動産関連市場の軟調さに加え、さまざまなマイナス要因が重なった不運があるとはいえ、株価動向とあわせ常軌を逸していると表現せざるを得ない。そこで今回はこれまで何度か更新してきた「今年倒産した上場企業」記事の「今年における」締めとして、大晦日時点における2008年分のデータを反映させたグラフを作成し、現状を把握できるよう試みることにした。続きを読む "【転送】今年倒産した上場企業(2008年最終版)"
2008/12/30
【転送】「研修や公園掃除」自動車市場が不調なアメリカ、日本車工場の従業員への対応は?
先に【直前で決裂したビッグ3救済案の経緯を時系列化する】で参照した自動車業界のニュースサイト【Autoblog】において、日米それぞれが抱えている問題を象徴するようなニュースが掲載されていた。情報の元ソースが【NewYorkTimesの12月23日付け記事】とまだ新しいもので、現在進行形の状況とも思われることもあり、非常に興味深い内容でもあるのでここに紹介しておくことにする。その内容とは、「自動車産業の急激な軟調化で、アメリカ国内の海外自動車工場はどのような姿勢を示しているか」というものだ。いわく【日本の工場にジョブズバンクが無いなどと言ったのはどこの誰だ(Who says the Japanese don't have a jobs bank?)】。続きを読む "【転送】「研修や公園掃除」自動車市場が不調なアメリカ、日本車工場の従業員への対応は?"
2008/12/29
厚生労働省は12月26日、2008年11月分の一般職業紹介状況などを発表した。それによると季節調整後の有効求人倍率は0.76倍となり、前月を0.04ポイント下回る結果となった。有効求人数は減少する一方(2.3%減)、求職者数は増加する(3.3%増)傾向を見せている(【発表リリース】)。2008/12/22
先に【アメリカの家庭内おサイフ事情】において、アメリカの家計資産の動向をグラフ化してみたわけだが、単発のデータを元にしたこともあって時間軸が変則的なものしか提示できなかった。概要を把握するだけならこれで十分なのだが、どうも自分自身納得がいかない、というより後味の悪いものだったのも否定できない。そこで先のデータについてFRBのデータベースをさらにさかのぼり、10年間分の各時期における四半期データを全部ひっくり返して反映させ、資料性を高めたグラフを再構築することにした。続きを読む "【転送】アメリカの家庭内おサイフ事情(改定・増補版)"
直前の記事でアメリカの家庭を総計したおサイフ事情を連邦準備理事会(FRB)のデータを元にグラフ化した記事の改訂版を掲載したが、それに続いて今度は【アメリカの家庭内借金事情】で触れた、「借金」に関する項目のグラフ生成をやり直すことにする。理由も先の記事と同じ、資料性を高めるためと、当方(不破)自身が納得のいくものを作りたいがため。続きを読む "【転送】アメリカの家庭内借金事情(改定・増補版)"