大学生のツイッター利用者8割強、良く使う理由は「暇つぶし」「お手軽」「皆やってる」

2012/12/21 08:30

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ツイート中東京広告協会は2012年12月10日、首都圏の大学生に対する「友人関係に関する意識調査」の結果を発表した。それによると大学生から成る調査対象母集団においては、SNS(ソーシャルメディア)のツイッターを利用している人は8割強に達していることが分かった。そしてその2/3程は利用頻度が上昇している。また良く使う理由を聞いたところ、「暇つぶし」「お手軽」「皆やってる」「友人の近況がリアルタイムで分かる」などが上位を占めていた(【発表リリース】)。



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今調査は2012年7月17日から31日にかけて、首都圏の大学(駒澤大学・上智大学・専修大学・東洋大学・日本大学)に在住する大学1-4年生の男女に対して、アンケート自記入法によって行われたもので、有効回答数は1029人。そのうち800人分を集計対象としている。

先に【大学生が利用するSNS、LINEやツイッター、mixiにFacebook。一番良く使われているのは……?】でも記したが、今調査対象母集団では主要SNSのうちツイッターの利用度合いはLINEに次いで第2位。ただし一番良く使うSNSとしては回答者は最多を占めており、利用頻度の高さが予見されていた。

↑ 利用しているSNS(利用者ベース)(2010年項目は一部略)(再録)
↑ 利用しているSNS(利用者ベース)(2010年項目は一部略)(再録)

そこで調査対象母集団全員に、最近のツイッターの利用状況を尋ねた結果が次のグラフ。

↑ 最近のツイッターの利用状況
↑ 最近のツイッターの利用状況

利用経験者・利用者を合わせると8割以上。退会者は1.6%、利用頻度減少は7.1%でしかなく、利用頻度が増加した人と横ばいの人を合わせると3/4を超える結果となった(今件調査は「アンケート自記入法」によるもので、インターネット調査による底上げリスクが無いことに注意)。

そこでこの77.1%の人に、横ばい・増加の理由を聞いたところ、最上位についた項目は「ひまつぶしになる」だった。実に3/4近くの人が同意を示している。

↑ ツイッター利用増加理由(対象者限定)
↑ ツイッター利用増加理由(対象者限定)

以前【大学生が利用するSNS、LINEやツイッター、mixiにFacebook。一番良く使われているのは……?】で記した通り、大学生の間ではSNSは「日常の会話の代わりにもなる気軽なもの」が求められている傾向がある。


↑ 自分にとってのSNS(上位3位まで)(再録)
↑ 自分にとってのSNS(上位3位まで)(再録)

また、「普段会えない友人とつながりを保つもの」「暇つぶし」もそれぞれ、増加理由の上位に該当する項目を見つけることができる。特に上位4項目は回答率が7割前後に達しており、多くの人が「これがツイッターを多用する理由」と認識していることが分かる。そしてそのうち半分は「ツイッター自身の特性」であり、もう半分は「利用者増加による相乗効果」によるところが大きい(さらにいえば、前者があるからこそハードルが低くなり、後者が容易に達成されることとなる)。

グラフ化は略するが、ツイッター・Facebook・mixiの3SNSの中では、ツイッターが一番「皆の気持ちをタイムリーに知れる」「自分の本音を出すことが出来る」「友達の人となり、性格を把握できる」の点で支持を集めている。ツイッターが大学生に受け入れられているのも、このような需要、「気軽に自己主張」「深い関わり合いを気にしなくても良い」が備わっているからなのだろう。



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