週一以上で冷凍食品を使う女性は約6割、ネットの情報はあまり参考にせず
2012/12/11 11:55
【マルハニチロホールディングス(1334)】は2012年11月28日、冷凍食品に関する調査結果を発表した。それによると女性から成る調査母体においては、週一以上で冷凍食品を使う人は約6割に達していることが分かった。また月一以上で冷凍食品を購入する女性による調査母体では、冷凍食品の購入場所としてもっとも多くの人が挙げたのはスーパー(店頭)で、95%強の人が同意を示していた。購入する際にネットの情報を参考にするか否かでは、比較・ランキングサイトの利用が多かったものの、参考にする人は2割強に過ぎないという結果も出ている(【発表リリース、PDF】)。
スポンサードリンク
今調査は携帯電話を用いたインターネット経由によって、2012年10月27日から30日にかけて、20代から50代までの女性を対象に行われたもので、予備調査は1671人、本調査は1000人が対象。本調査(月一以上で冷凍食品を利用する人限定)では世代構成比は10歳区切りで均等割り当て。実施機関はネットエイジア。
まずは予備調査母体に対し、冷凍食品の利用頻度を聞いたところ、もっとも多い回答項目は「週2-3日」で19.3%、そして「月2-3日」と「週1」「週4-5日」がほぼ同率で並ぶ形となった。
↑ 冷凍食品の利用頻度(事前大規模調査:n=1671)
冷凍食品をまったく使わない人、月一以下の人も合わせて2割足らずほど居るが、多くの人は月一以上で利用している。
この「月一以上利用者」という条件のもと、その冷凍食品はどこで購入しているのかについて、複数回答で聞いたところ、最多回答項目は「スーパー(店頭)」だった。ほぼ全員の95.1%が同意を示している。
↑ 冷凍食品の購入場所(複数回答)
スーパーでの購入が圧倒的だが、ドラッグストアでの購入も2割とそれなりに健闘。また最近では便宜性の高さと時間の節約、さらには高齢者などの買い物弱者問題関連で注目を集めている宅配生協も、2割程度の値が確認できる。昨今では【ファミリーマート、冷凍のままでも温めても持ち帰れる冷凍中食「フレッシュフローズン」を一部地域で展開】や各種プライベートブランドなどで躍進著しい、コンビニの冷凍食品を利用する人も13.6%居る。
他方、ネット通販やネットスーパーなどは少数派のようだ。やはり単価の安さや、冷凍品という特性、さらには「欲しいと思って購入しても、すぐ手元には入らない」のが原因なのだろう。
そのネットだが、冷凍食品の商品の購入そのものでは無く、情報収集手段としてはどのような使われ方をしているのだろうか。
↑ 冷凍食品を購入する際、インターネットからの情報をどの程度参考にするか(自分で冷凍食品を購入する人限定)
挙げられた選択肢の中では一番良く使われているのが「比較・ランキングサイト」。商品の良し悪しを直接確認できるのがポイントといえる。とはいえ、それでも参考にしている人は23.3%でしかない。そして販売元企業のウェブサイトは2割を切っている。
ましてや口コミの総本山的なネット掲示板、ブログ、SNSでは1割前後に留まっている。例えば「新商品の●×、食べてみたけど美味しいよ」的な特定の商品についておススメがあれば話は別なのだろうが(昨今の冷凍食品で売り切れを示した例では【カップヌードル・チキンラーメン味の冷凍おにぎり9月1日に発売】が挙げられが、これも多分に口コミによるところが大きい)、それ以外の一般利用のものについては、他人の意見をさほど気にすることない。むしろ用途や品目自身、そして何より「買いたい時に買えるか否か」で選んでいるようだ。
スポンサードリンク