夫婦間の愛情を伝える手段は「会話」
2012/12/01 12:00
明治安田生命は2012年11月21日、夫婦をテーマにしたアンケート調査結果を発表した。それによると調査母体においては、愛情を伝えるのにもっとも使われている手段は「(口頭による)会話」であることが分かった。8割以上が最優先の手段として会話で愛情を伝えていると答えている。次いで「メール」が1割、後は「電話」「手紙」などがごく少数で続く。もっとも平日の夫婦間における会話で愛情を感じる度合いにより、「会話」の重要性は下がり、ほとんど愛情を感じない人にとっては「メール」が最多回答項目となっている(【発表リリース、PDF】)。
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今調査は2012年10月12日から16日にかけて20-59歳の既婚男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1086人。男女比は545人対541人。世代構成比は20歳代-50歳代でほぼ均等割り当て。
まず最初に、平日の夫婦間の会話に愛情を感じるか否かを尋ねたところ、8割の人が感じると回答した。感じないとした、ある意味醒めた関係なのが懸念される状態の人は6.7%。
↑ 平日の夫婦間の会話に愛情を感じるか
このように大体が「平日の会話に愛情を覚える」夫婦である調査母体において、愛情はどのような方法で伝える場合がもっとも多い、重要視しているかを聞いたのが次のグラフ。8割以上が「(口頭による)会話」で、圧倒的な多数を占めている。
↑ 愛情をどのような方法で伝えるか(択一)
次いで多いのは「メール」、さらに「電話」「手紙」「ソーシャルメディア」がごく少数で続く。デジタルメディアがいかに浸透しても、愛情を伝えるのには直接の言葉が一番と考える人は多いようだ。
ところが「平日の夫婦間の会話に愛情を感じる」度合い、ある意味「夫婦の愛情関係」の程度別に区分して結果を再整理すると、意外な傾向が見えてくる。
↑ 愛情をどのような方法で伝えるか(択一)(会話における愛情の感じ方別)
常日頃から愛情を感じている度合いが強いほど、愛情を伝える手段として「会話」を挙げる割合が高くなっている。逆に醒めている(ように見える)人ほど、「会話」の回答率が減り、「メール」「その他」が増える結果が出ている。メールならば相手の顔色をうかがわずに済むし、時間の束縛も最小限で済む。合理的ではあるが、気持ちの伝え合い・キャッチボールという意味での「コミュニケーション」としては物足りない。メリット・デメリットを見比べ、「メール」の方が良いとした判断には、やはり「会話では愛情をあまり感じていない」、どこか醒めた気持ちがあるのかもしれない。
もっとも中には純粋(?)に「直接相手と会話をするより、メールでのやりとりの方が深い愛を覚えることができる」という人も居て、だからこそ「平日の夫婦間の(口頭による)会話では愛情を感じず、自分の愛情はメールでこそ伝えられる」という人もいるのかもしれないが。
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