円満夫婦に必要なのは「会話」と「感謝」

2012/11/25 16:00

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夫婦明治安田生命は2012年11月21日、夫婦をテーマにしたアンケート調査結果を発表した。それによると調査母体においては、円満な夫婦生活のためにもっとも必要であると考えられているのは「よく会話をする」ことであるのが分かった。8割以上の人が必要事項として挙げている。次いで「感謝の気持ちを忘れない」「相手を尊重・信頼する」の順となっている。男女別では多くの項目で女性が男性を上回っており、女性が男性以上に夫婦円満のため、多数の願望を抱いていることがうかがえる(【発表リリース、PDF】)。



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今調査は2012年10月12日から16日にかけて20-59歳の既婚男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1086人。男女比は545人対541人。世代構成比は20歳代-50歳代でほぼ均等割り当て。

円満な夫婦生活を続けるため、どのような物事、姿勢、態度が必要か。選択肢を掲げて必要だと思われるものに答えてもらったところ、最上位についたのは「よく会話をする」だった。81.3%もの人が同意を示している。何はともあれ夫婦間の意志疎通が重要、ということだ。

↑ 夫婦円満のために何が必要か(複数回答)
↑ 夫婦円満のために何が必要か(複数回答)

ついで多いのは「感謝の気持ちを忘れない」。さらに「相手を尊重・信頼する」「家事に協力する」が続き、ここまでが過半数意見。そして「育児に協力する」「相手をほめる」「干渉しすぎない」と続く。「不倫・浮気をしない」は4割強にとどまっており、逆に少なすぎるのでは? と思えて来るほど。

上位陣を見直すと、概して「意思疎通」「思いやり」というキーワードがイメージされる。同一世帯内で生活を続ける以上、まずは相手を知り、相手に知ってもらい、その上で相手に配慮を欠かさない、ということだろうか。

これを男女別に見ると、概して女性の方が回答率が高く、妻が夫に求めている気持ちが強いことがうかがえる。

↑ 夫婦円満のために何が必要か(複数回答)(男女別)
↑ 夫婦円満のために何が必要か(複数回答)(男女別)

主に「相手の気持ちを思いやる」的な項目で女性の回答率が高い。一方で一般的には「女性がこなす仕事で、男性はお手伝い」的な内容について、男性の回答率が高く(家事や育児)、男性も「手伝わねばならないのだろうな」という意識を抱いていることが分かる。

今件はあくまでも一般論で、個々の夫婦にすべてが当てはまるわけではない。とはいえ、多分に「やっぱりな」「そうだよな」的な同意をしてしまう項目があることだろう。思い当たる点に注意を払い、少しずつ直していくだけでも、円満な夫婦はさらに円満に、そうでない場合も修復されていく、かもしれない。



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