年末の大掃除、「ついついやり残してしまう」場所は?
2012/12/03 08:30
ネクストが運営する不動産・住宅情報サイトの【HOME'S】は2012年11月22日、年末の大掃除に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、毎年の年末大掃除で「ついつい掃除をやり残してしまう場所」としてもっとも多くの人が挙げたのは「カーテン」そして「普段手の届かない棚の上など」だった。同率で12%の人が挙げている。一度手がけると時間も手間も非常にかかる場所で、「掃除をしないと日常生活に、目に見えての大きな差し障りが生じる」わけでは無い場所が後回しされ、やり残されてしまうようだ(【発表リリース】)。
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今調査は2012年11月9日から13日にかけて、HOME'S内コンテンツ「暮らしといっしょ」のFacebookページ登録者のうち20歳以上に対して、アンケートを実施することで行われたもので、有効回答数は762人。男女比は351対411。回答場所の特性から、回答母体は世間一般よりも度合いの大小は別にして、家事に少なからぬ興味関心を抱いていることを留意しておく必要がある。
先に別記事で挙げたが、今年の年末大掃除で「ここだけは欠かさずやっておきたい」とする場所の最上位には「換気扇」、ついで「ガスコンロ周り」がついている。
↑ 大掃除「ここだけはやっておきたい場所」(択一)(再録)
それでは逆に、毎年の年末大掃除で「やっておかねばならないとは思っているのだが、ついつい後回しにしてしまい、やり残してしまう場所」を挙げるとすれば、どこが該当するだろうか。冒頭でも触れている通り、トップには「カーテン」「普段手の届かない棚の上など」が同率で第1位となった。
↑ 大掃除「ついついやり残してしまう場所」(択一)
「カーテン」は見た目だけでは汚れが分かりにくいもの。しかも掃除をするとなるとそのままはたきで叩くだけではなく、(家庭で洗えるものの場合)レールから外して洗濯機で洗濯し、脱水をした上で再びカーテンレールに付け直さねばならない。「外観にほとんど変化がないのなら後回しで」と考えたくなるのも理解はできる。また「普段手の届かない棚の上など」も「その場所に手をかける用意をするのが面倒くさい(椅子の準備・移動)」「場合によっては周囲の荷物の移動も必要になる」そして「そこまで手間がかかるのなら、そしてどのみち普段は見えないのだから、別に後回しでも良いかな」と妥協してしまい、つい掃除をやり残してしまう羽目となる。
物事に優先順位をつけて、その順位の高い順にこなしていくのは、決して悪い事では無い。一方で、単純に「きれいなように見えるから」「面倒くさいから」とばかりに優先順位を下げていると、いつの間にか汚れがひどい状況になっていたり(汚れが取れなくなるかもしれない)、掃除や整備の不足から生じるトラブルを招きかねない(例えば本棚の整理整頓を怠り、いざ資料が欲しい時に見つからないなどの事例が考えられる)。大掃除にまとめて一度に行うのが難しいのであれば、中掃除・小掃除と銘打つ形で、週末・月末などにちょっとした時間を取って「その場所のみ」を重点掃除するというやり方もありだろう。
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