マクドナルドのハッピーセット「プラレール」

2012/10/19 06:50

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ハッピーセットのおもちゃ「プラレール」Garbage Shot」第百七十四回。今回は以前【マクドナルドのハッピーセットにプラレールとスマイルプリキュアが登場】で紹介し、【ハッピーセット プラレール D51 498号 確保】など姉妹サイトで逐次収集状況を報告した、【マクドナルド(2702)】が2012年10月5日から展開を開始しているハッピーセットのおもちゃ「プラレール」シリーズについて見ていくことにする。



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↑ 8種類すべて揃った「ハッピーセット プラレール」のおもちゃ
↑ 8種類すべて揃った「ハッピーセット プラレール」のおもちゃ。

「ハッピーセット」は、ハンバーガーやチキンマックナゲットにサイドメニューやドリンク、さらにマクドナルドオリジナルのおもちゃがセットになった子供向けメニューで、年間販売個数が1億個を超えている、マクドナルドにおける定番中の定番シリーズ。今回収集したのは上記にもある通り2012年10月5日から発売中の、「プラレール」のおもちゃを提供するセット。

一方、「プラレール」(発売元:タカラトミー)は、1959年から発売しているロングセラーで幅広い年代に人気のある、鉄道をモチーフにした鉄道玩具。各回とも目にする機会の多い電車や機関車など、メジャーどころのものが対象となる。すべてマクドナルドオリジナルのハッピーセット用プラレールで、車両のライトが光る、効果音が流れる、スタンプとして使えるものなど、多様な仕掛けが用意されているのもポイント。

「ハッピーセット」におけるプラレールとの関係は意外に新しい。記録をたどる限りでは【2010年7月末】に初めて登場し、2011年は10月14日から(【マクドナルドのハッピーセットにプラレールとメゾピアノが登場】)、そして今年は10月5日からの展開。大体年一回の「お祭り」な次第。いずれも「8種類用意」「中身は袋を開けてからのお楽しみ」のパターンが踏襲されている。

↑ プラレールは袋の中に入っており、開けてみるまで中身は分からない。「サーチ」は原則禁止で、大抵はカウンターから店員が出してくる。
↑ プラレールは袋の中に入っており、開けてみるまで中身は分からない。「サーチ」は原則禁止で、大抵はカウンターから店員が出してくる。

このように「何が用意されているか公開されている」「開けてみるまで中身が分からない」類の景品・おもちゃは、すき歯状態で手元に残ると非常にもどかしい感がある。数か所すきまが残った状態でジグゾーパズルのピースが無くなるようなもの。結局動画にあるように、相当数のハッピーセットを調達し、ようやく全種類を揃えることができた(最後に欠けていた種類が2つ同時に出て、フルセットが2つ出来てしまった)。

↑ 全種類、シールを貼る前の状態
↑ 全種類、シールを貼る前の状態

↑ 全種類そろったあとに、ダブりなども含めて再整理中のようす
↑ 全種類そろったあとに、ダブりなども含めて再整理中のようす

以前の【マクドナルドのハッピーセット「VooV」と「ハローキティ」が注目を集めているとの話】でも言及しているように、昨今のハッピーセットのおもちゃは「当たり外れ」の「当たり」のレベルがきわめて高い。すべてをチェックしてはいないので押し並べてとは言及できないが、少なくとも以前取り上げた「VooVoo」と今回の「プラレール」は、単なる「おまけのおもちゃ」以上に「収集保存してケースに飾り、楽しむ価値がある玩具」レベルの品質を持っている。

さすがに単品での販売商品ではないだけに、尺の点で通常のプラレールよりもさらにデフォルメ感は強いが、雰囲気を楽しむおもちゃとしては十分以上の仕上がり。個々の列車に実装されているギミックも楽しめる。

↑ ハッピーセットのD51(手前)とプラレール本製品のC62(奥)を並べてみる。元々D51とC62では動輪数が違うので単純比較はできないが、動輪部分の簡略の切り口は同じ。ただし長さの縮め方は大幅に異なるし、ハッピーセット版では炭水車(石炭を運ぶ車両)が省略されている。
↑ ハッピーセットのD51(手前)とプラレール本製品のC62(奥)を並べてみる。元々D51とC62では動輪数が違うので単純比較はできないが、動輪部分の簡略の切り口は同じ。ただし長さの縮め方は大幅に異なるし、ハッピーセット版では炭水車(石炭を運ぶ車両)が省略されている。


↑ 特急サンダーバード。スイッチでランプをつけ、別のスイッチでヘッドランプとテールランプを切り替えられる。
↑ 特急サンダーバード。スイッチでランプをつけ、別のスイッチでヘッドランプとテールランプを切り替えられる。

一般のプラレールと比べると上記の「尺」の問題の他に、列車編成の先頭で走ることを想定してか連結器がすべてO型のため、連結やプラレールで作った路線上で走らせるには工夫や改造が必要となる(最初の動画でも難儀しているようすが分かるはずだ)。

↑ カーブがきついこともあるが、連結器で連結せずに単純に「押して」いるだけなので、脱線しやすい
↑ カーブがきついこともあるが、連結器で連結せずに単純に「押して」いるだけなので、脱線しやすい

ともあれ、景品としてのおもちゃにしては過分な出来であることに違いはない。多分にタカラトミー側の思惑でもあろうが、このハッピーセットでプラレールの楽しみを覚え、プラレールの世界に足を踏み入れる子供も少なくないだろう。その視点で見れば、タカラトミー側もマクドナルドも、そしておもちゃの出来栄えの良さを堪能する購入者自身も皆、ハッピーになれる次第。「ハッピーセット」とはよくぞ名づけたものである。


■関連記事:
【ハッピーセット プラレール D51 498号 確保】



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