プレシニア世代の世帯食費は月4.8万円、歳を経るほど増える傾向
2012/09/01 12:10


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今調査は2011年9月9日から10月3日にかけて40-69歳の男女(プレシニア層)を対象にインターネット経由で行ったもので、有効回答数は3708人。男女比は1対1、世代構成比は40代・50代・60代で均等割り当て。
今回は調査項目のうち、世帯の食費にスポットライトをあてる。外食は世帯によって行動パターンの違いが大きく、出費額も大きくぶれるため、これを除外。家庭内で消費する食費(詳細解説は無いが、いわゆる「中食」も含まれると考えられる)について尋ねた結果が次のグラフ。平均的なプレシニア層の一世帯あたりの食費は4万8300円という結果が出た。

↑ 「外食費」を除く、家庭の食費支出(一か月あたり)(万円)
女性よりも男性の方がやや額面が高いのは、「世帯単位」での回答だからと考えられる。子供がいる場合、配偶者が居る場合、独り身の場合、さまざまな事例が考えられるが、女性が男性よりも長生きな以上、女性が独り身の可能性の方が高く、当然食費は抑えられることになる。
世代別に見ると、若い世代ほど低額で、歳を経るほど額面は上がる。この傾向についてリリースでは「子育てが完全に終了し、夫婦二人の普段の生活にお金をかける」人が増えるからだと説明している。例え別居していても、仕送りを送る必要が無くなるなども事由に挙げられよう。
ちなみに【年金生活をしているお年寄り世帯のお金のやりくり(2011年版)】で、年金生活世帯の一か月の平均「食費」を計算すると約6万円。今件の値には外食費は含まれておらず、それを合わせて考えれば大体一致するというところだ。
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