節電ストレス3割強
2012/08/25 07:00
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![節電](https://www.garbagenews.com/img12/gn-20120421-04.gif)
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今調査は2012年7月12日から22日にかけて、同社のメールマガジン【大和ハウスのメールマガジン】の会員に対して行われたもので、有効回答数は2740件。男女比・世代構成比は非公開だが、20代未満から70歳以上までの回答者が確認できる。また、同メールマガジンが「暮らし」をテーマとしているため、今調査結果は調査母体が少なからずとも「居住環境・住生活について関心を寄せている人」から成ることを留意しておく必要がある。
今調査によれば、今年節電の取り組みをしている人は90.3%。昨年2011年と比べるとやや減少しているが、多分に「昨年と比較すれば」という印象が残っていると考えられる。詳しくは次の項目で触れるが、去年の段階ですでに相当の節電対応をしているため、それと比較してキツい評価で「あまり節電できていないかも……」という判断を下してしまう次第。
![↑ あなたの節電への取り組み状況は?](https://www.garbagenews.com/img12/gn-20120823-04.gif)
↑ あなたの節電への取り組み状況は?
それでも9割が節電への取り組みを自覚している。
それでは「回答時から見て」昨年(1年前)と比べて、節電への取り組み意識はどのように変化しただろうか。2011年時点では77.5%の人が「昨年(この場合は2010年)よりも意識が高まった」としているが、2011年時点では「昨年(この場合は2011年)よりも意識が高まった」人は43.7%に落ち着いている。
![↑ 昨年と比較して、節電への取り組み意識は変わったか](https://www.garbagenews.com/img12/gn-20120823-05.gif)
↑ 昨年と比較して、節電への取り組み意識は変わったか
直上でも触れているが、震災後の初めての夏で(特に東日本で)大いに節電が啓蒙されたこともあり、少なからぬ人が意識を改め、実際に節電に取り組んでいる。2011年にほぼ限界まで節電した人ならば、そこからさらに2012年で積極的な節電を求められても無理がある。2012年の「昨年と変わらない」の回答者は多分に「2011年の時点で『昨年よりも意識が高まっている』人」と考えれば納得は行く。
一方、節電は少なからぬプレッシャーを日々の生活にも与えている。
![↑ 節電についてストレスを感じているか](https://www.garbagenews.com/img12/gn-20120823-06.gif)
↑ 節電についてストレスを感じているか
「感じている」派は33.7%で1/3強だが、過半数の55.6%は「”あまり”感じていない」であることに注意する必要しなければならない。つまり「まったく感じていない」の10.7%以外は(負担を覚えるか否かは別として)ストレスを感じていると見ることもできる。以前【「家庭での節電計画を分かりやすく・スマートに」を考えてみる】などで取り上げた「まずい節電」の域に達している人が、少なからずいることが予想される。
ともあれ、自由に制限なく利用できる環境と比較すれば、多かれ少なかれ節電をする以上、ストレスを覚えないわけにはいかない。無理をして心身に痛手を追ったり、負荷が元で逆に費用がかかってしまっては身もふたもない。無理なく上手に、そして楽しさを覚えるような「賢い節電」を心掛けてほしいものである。
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