自家用車での帰省、何キロの渋滞なら高速道の利用をあきらめる?
2012/08/07 06:30
ソニー損害保険は2012年8月3日、お盆の帰省に関する調査結果を発表した。それによると自家用車を自分で運転し、今年のお盆に帰省する予定がある20-50代という調査母体においては、その帰省の際に高速道路を使う場合、平均で27.1キロの渋滞に遭遇したら高速道路の利用をあきらめると答えていた。10キロ未満であきらめる人が1割強居る一方、渋滞規模を気にせずに高速道路を使う人も1割近く確認できる(【発表リリース】)。
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今調査は2012年7月5日から10日にかけて、自家用車を所有し自分で運転をしており、今年のお盆に帰省する予定がある20-50代の男女を対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、世代構成比は20-50代の10年区切りで均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。
今調査母体のうち、今年のお盆に自動車を使って帰省する人(88.6%。残りの人は自家用車を所有しているが、電車や飛行機などで帰省する)に、高速道路を使う場合にどの程度の渋滞があると、その利用をあきらめるかを聞いた結果が次のグラフ。要は「高速道路の渋滞許容限界」のようなものだが、ボリュームゾーンは10-30キロ未満となった。平均では27.1キロメートル。
↑ どの程度の渋滞で高速道路での走行をあきらめるか(今年のお盆に自家用車で帰省予定の人限定)
実際には帰省で同伴する人の状況、帰省先までの距離、運転する自家用車の性能など、多種多様な要素によって大きく変動しうるのだが、全般的には10-30キロくらいまでなら何とか我慢する、堪えて高速道路を使うという人が多いようだ。一方で渋滞距離を気にせず使う人、100キロ以上の渋滞でも(意地で?)高速道路を使う人など、気の長い人も相当数見受けられる。
この「高速道路の渋滞許容限界」を、世代別に精査し直したのが次のグラフ。
↑ 高速道路の走行をあきらめる渋滞の長さ平均(キロ)(今年のお盆に自家用車で帰省予定の人限定)(何キロ渋滞が発生しても高速道路を走る人以外)
男性は概して若年層の方が辛抱強く、歳を経るほど短い距離であきらめてしまう。ところが女性は30代が一番あきらめやすく、それ以降は歳を経るほど我慢するようになる。
とはいえ、その差は10キロにも満たず、最初のグラフの「20-30キロ未満」項目にほとんどが収まってしまう。やはり大体平均の27.1キロを目安に、自分自身の運転環境を配慮し、判断するのが賢い選択かもしれない。
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