教習所のメニューに追加してほしい項目、トップは「駐車・車庫入れのコツ」
2012/07/15 06:30


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今調査は運転免許取得後1年未満の人に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は600人。男女比は1対1、成人・未成人比はほぼ均等割り当て。調査機関はネットエイジ。
自動車教習所に通いつめ(あるいは合宿でもよいが)試験をクリアし免許取得をすれば、法的には自動車運転が認められる。一方で教習時には教わらなかったものの、実際に運転をし始めてから「これは知らなかった」「教えてくれてもよかったのに」と思う事柄も少なくない。
今件では教習所の通常メニューには無いものの、「これを教えてくれたら後々役立つのに」と思う項目について、複数回答で尋ねている。最上位についたのは「駐車・車庫入れのコツ」で、全体では44.8%という値を示した。

↑ 教習所で通常の教習メニューに加えてほしかったもの(複数回答)
いざ自動車を運転するとなれば、必ず必要になるのが駐車・車庫入れ。教習課程にもそれなりに駐車や車庫入れの仕方はあるはずだが、設問に「コツ」とあることから「実践的な、役に立つ」方法を求めているようだ。見方を変えれば「運転免許取得後1年未満」の人たちは車庫入れ、駐車に難儀している人が多いと考えて良い。

以下、「車検の知識」「エコドライブのテクニック」「夜間・悪路を安全に走るコツ」など、指摘されれば「確かに教習ではあまり、あるいは全然教わらないことだが、運転をする立場になれば必要な話」と納得してしまう項目で高い同意率が続く。
また、男女別で見ると、「車のメンテナンス方法」以外の項目で女性の方が高い値を示している。

↑ 教習所で通常の教習メニューに加えてほしかったもの(複数回答)(男女別)
女性は男性より学習意欲が旺盛なのか、あるいは教習所で教わった内容だけでは不安を覚えているのだろう。
これらの項目すべてを課程に取り込むのは難しいが、「これは入れてもよいのでは」というものもあるのは事実。善処を望みたいところだが、あまり増やしすぎると今度は免許取得までの行程が長くなる問題が生じる。難しいところだ。
見方を変えれば「運転免許取得後1年未満」の人たちには、これだけの知識・訓練の需要があることにもなる。学習塾的な展開、あるいは公共団体での地域サービスの一環として提供するのも面白いだろう。
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