どの端末を使ってる? アクセスして何してる? フェイスブックの利用実態

2012/06/25 06:40

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Facebookライフメディアのリサーチバンクは2012年6月20日、Facebook(フェイスブック、FB)に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち現在Facebookに登録をしている人においては、8割以上の人がパソコン経由でアクセスしていることが分かった。スマートフォンを利用する人も多く4割を超えている。またアクセスをした上での具体的行動としては友達の近況をチェックしたり、自分の近況を報告する人が多く、日記感覚での利用をしている状況がうかがえる(【発表リリース】)。



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今調査は2012年6月9日から14日においてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1954人。男女比は951対1003、世代構成比は10代から60代まで10歳区切りでほぼ均等割り当て。

先に【フェイスブック未登録理由、「不要」「実名登録がイヤ」】で示した通り、インターネット利用者内においては約3割が現在フェイスブックに登録をしている。

↑ Facebookに登録しているか
↑ Facebookに登録しているか(再録)

今件はそれら登録者への質問となる。

まずはどのような端末でアクセスしているかについて。今調査がインターネット経由(ほぼパソコン利用)のものなので、多少はパソコンに有利な値が出るという前提で見てほしいが、8割強がパソコン経由と答えている。なお「週一以上の頻度でアクセス(登録者のうち71.9%)」と限定しているのは、常用利用者に答えてほしいから(例えば週末のみのログインなど)。

↑ どの端末でFacebookにログインしているか(登録者・週一以上利用者限定、複数回答)
↑ どの端末でFacebookにログインしているか(登録者・週一以上利用者限定、複数回答)

パソコン以外ではスマートフォン利用者がもっとも多く4割強。そして一般携帯電話、タブレット端末と続く。モバイル性の高い端末であるスマートフォンと一般携帯電話では共に女性の利用者が多く、特にスマートフォンでは5割に迫る値を示しているのには、注目したい。単純に「女性は男性よりもモバイル端末の利用を好む」以外に、「女性は頻繁なアクセスをする必要がある、したいので、機動力の高いモバイル端末の利用が多くなる」という考え方もある。

さてアクセスしたフェイスブックで、いったい何をしているのか。もっとも多くの人が行っている行為は「友達の近況をチェック」。58.5%に達していた。

↑ Facebookでどのようなことをしているか(登録者・週一以上利用者限定、複数回答)
↑ Facebookでどのようなことをしているか(登録者・週一以上利用者限定、複数回答)

次いで多いのは「自分自身の近況報告」で48.8%。要は「自分は近況を報告、友達も同じようなことをしているかをチェックする」という、状況の確認し合い的なことをしている次第である。

交換日記、あるいはチャットやブログでのコメントのやり取りと似たようなものと考えてもよい。意思の疎通を行うことで相手の存在と自分自身の社会的立ち位置の確からしさを確認する。そのような意味合いもあるため、つい高い頻度でチェックをしたくなるのも理解できる(だからこそ、チェックする割合が高い女性のほうが、出先でもすぐにアクセスできるスマートフォンなどの利用率も高くなる)。

男女別に見ると、ビジネスやブランド情報のチェックにも使われうるFacebookページ、そしてゲームやアプリの利用こそ男性が高い値を示すものの、その他の項目の多くでは女性は男性以上の回答率を示している。男性は「自分自身で完結しうる」あるいは「自分は不特定多数のうちの一人としてコミュニティに参加する」傾向が強い一方、女性は「自分と友達などとの間の親密なやり取り」を行う傾向が強い。また自分の状況を積極的にアピールするためか、マルチメディアの利用性向も高い。

今後さらにフェイスブックの利用率が高まるに連れて、いくつかの項目には動きが生じるかもしれない。しかし他のソーシャルメディアの使い方との連動性などを見る限りでは、男女間の差異や各項目の傾向も合わせ、大きな変化は生じないだろう。


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【Facebookの閲覧理由、トップは「リアルな友達との意思疎通」】



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