子供と向き合っての対話時間、一日どれぐらい?
2012/06/12 12:00
英会話教室を運営するGABAは2012年5月28日、小学生の教育に関する保護者の意識調査結果を発表した。それによると小学生の子供を持つ調査母体においては、子供と向き合って親子の会話をする平均時間は、父親で49分・母親で1時間29分だった。母親は3時間以上取る人も約15%いる。また、子育てに積極的な家庭ほど、子供との対話時間も長く、2倍強もの差が出ていることが分かった(【発表リリース】)。
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今調査は2012年4月27日から5月7日にかけて、携帯電話によるインターネットリサーチ方式で行われたもので、有効回答数は1000人分。小学一年生-小学六年生の子供を持つ30-59歳の男女(父親500人、母親500人)を対象としており、複数の子供がいる場合は末子について条件が合致した場合にのみ回答している。子供の性別・学年別区分は男女、及び各学年でほぼ均等割り当て。
昨今では親子の意思疎通ですらも、携帯電話での会話や電子メールで行われることが少なくない。一方で朝食や夕食の時間に出来る限り時間を合わせ、対話をする工夫・努力をする世帯もある。親子の会話を交わす時間を設けることは、家庭の調和促進だけでなく、子供の成育にもプラスとなる。また、子供のトラブルを事前に発見する、初期段階で気がつけるなどのメリットもある。
今項目では一日あたりの、親子で面と向かっての会話をする時間を尋ねている。父親は出勤などにより子供との時間共有が難しいらしく、母親と比べて随分と少ない。また、母親が比較的広い区分で分散回答しているのに対し、父親は「15-30分未満」の項目及びその前後に集中しているように見える。
↑ 子供と向き合って親子の会話をする時間(1日あたり)(択一)
特に左側(時間が短い)区分は父親、右側(時間が長い)区分は母親の回答率が高く、父母の子供との接触時間事情がかいま見れる。ちなみ「ゼロ」という人も父親で3.8%、母親で1.0%いる。長期出張か、何らかの事情があるのかもしれない。
ちなみに平均値を算出すると、父親は49分/日、母親は1時間29分/日となり、父母感で2倍近い差が生じる。
子供と向き合って親子の会話をする時間(1日あたり、時間:分)(属性別)
また、子育てに積極的な家庭に比べ、消極的な家庭では、親子の対話時間も2倍強の差異を見せる。子育ての積極性は親子の対話時間にも明確に現れるという次第である。
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