マクドナルドのハッピーセット「VooV」と「ハローキティ」が注目を集めているとの話
2012/06/10 12:00
先日【マクドナルド、ハッピーセットで変形ミニカー「VooV(ブーブ)」を6月1日から展開】と【マクドナルド、ハッピーセットでハートと組み合わせた「ハローキティ」を6月1日から展開】で紹介したように、[マクドナルド(2702)]では現在「ハッピーセット」に添付するおもちゃとして、男の子向けに変身ミニカー「VooV(ブーブ)」、女の子向けに「ハートを組み合わせたハローキティ」を提供している。元来「ハッピーセット」のおもちゃは多かれ少なかれ注目を集めるものだが、今件の両おもちゃの出来映えが良いとのことで、ちらほらと話題に登るようになった。当方(不破)も実物の素材を確保したので、今回はもう少し細部について紹介することにしよう。
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↑ 今回の「ハッピーセット」で当方が揃えたアイテム群。「VooV」6種類と「ハローキティ」1種類
↑ 「ハローキティ」の大半と、「VooV」の1種類(マクドナルドオリジナル)はスイッチを入れることで明かりも付く
「ハッピーセット」は、ハンバーガーやチキンマックナゲットにサイドメニューやドリンク、さらにマクドナルドオリジナルのおもちゃがセットになった子供向けメニューで、年間販売個数が1億個を超えている、同社における定番中の定番シリーズ。
今回登場した「VooV」は、以前【変身ミニカー「VooV」用のプレイセット「変身!!くるくるジャンクション」登場】などで紹介したように、1台の車や電車などを開いてひっくり返すことで、異なる車や電車として遊ぶことができるミニカーシリーズ。1台で2台分遊べる点などが未就学児を中心に人気となり、シリーズ累計出荷数は2012年4月末時点で200万個を突破している。「VooV」がハッピーセットに採用されたのは初めてということもあり、その記念として、さらには「VooV」の認知度を高める意味合い・思惑もあるらしく、その造形には相当の気合が入っている。
↑ 「VooV」の仕組みを理解しやすいように、自作の動画を2つ程。
動画を見ればお分かりの通り、車体を留める部分のフックを外して丁番部分で裏表を折り返し、別の形状の自動車として完成させている。リバーシブルな洋服と仕組みは同じ。この変形過程をバンダイ側では「変身」と呼んでいるが、仕組みの都合上極端な違いを見せることはできないものの(例えばスポーツカーをひっくり返すとトラックになるような組合せは無い)、個々の車両の特性を活かしたものとなっている。サイズも全長80ミリほどと、普通のミニカーと何ら変わりない。
リリースにも「パトカーや消防車など子供に人気の車種」と言及があったが、いわゆる「働く自動車」こと業務用の車両が幅広い分野でサポートされており、造形もよく出来ている。ディテールを上げるためにシールが別添えされ、そのシールを貼ることで完成するのだが、そのシールが細かいのがやや難儀するところ(子供だけで仕上げるのは難儀するかも)。
↑ 右下にあるのがシール。大体40パーツ前後で構成されている。中にはかなり小さいのもあるので、ピンセット、あるいはつまようじの類が必要かも
開けてみるまで中味が分からないため、種類を選べない難点はあるが、十分に遊びに耐える質を見せており、総合評価もかなり高い部類に区分できる。
一方「ハートを組み合わせたハローキティ」も、ランプがつくギミックのものが中心だが、造形もしっかりしており、単独のおもちゃとしても十分通用する質を見せている。単なるオマケとして以上のものがある。
↑ ハローキティは基本的に「完成版」として袋に納められている。シールを貼るなどの工程は不必要(手前の500円玉はサイズ比較用)
「ハッピーセット」のおもちゃは基本的に子供向けの品揃えが展開されるが、時として単純に「おもちゃ」として区切るには惜しいほどの高い品質と魅力を見せるものが登場する。今回の「VooV」と「ハローキティ」はまさにそれに該当するといえよう。
リリースによれば6月16日・17日には週末特典として、「ハローキティ」のセットには「光るシール」、「VooV」には「ブーブでカーブ」のペーパージオラマがついてくる。少なくともそれまでは、販売が継続されるはず。ただし「各おもちゃには数量の限りがございますので、なくなり次第終了いたします」との表記もある。気になる人は早めに調達しておいた方がよいかもしれない。
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