男性は女性コミック誌は読まない、しかし女性は……
2012/06/05 06:45


スポンサードリンク
今調査は2012年5月15日から17日にかけて、15歳から44歳までの男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1939人。男女比は39.1%対60.9%、世代構成比は10代16.8%・20代33.1%・30代33.3%・40代前半17.0%。
今調査母体に対し、コミック誌(マンガ雑誌・週刊誌)を「定期的に」読んでいるか否かについて聞いた結果が次のグラフ。購入して読んでいる人は27.4%。3割近くに達している。

↑ コミック誌(マンガ雑誌・週刊誌)の購読状況
また、定期的に読んではいるが、自分では購入していない人は6.4%。同僚の購入雑誌の回し読み、立ち読み、子供や親が買ってきた雑誌の読み回しなど、色々な事例が考えられる。
他方、読んでいない人は7割近く。以前別項目で普段マンガをよく読む人は3割、たまに読む人は5割近くという答えが出ているので、「良く読む人≒定期購読派」と考えればつじつまが合う。コミック誌を読んでいないがマンガを時折読む人は、別の媒体か機会で読むのだろう。

↑ 普段マンガを読むか(再録)
それでは「定期的にコミック誌を読む」人達(自前で購入したか否かは問わず)は、具体的にどのような雑誌を読んでいるのか。複数回答で聞いた結果が次のグラフだが、男女ともトップには「週刊少年ジャンプ」がついている。

↑ 「定期的に」読んでいるコミック誌(マンガ雑誌・週刊誌)(購入・非購入は問わず)(男性・女性それぞれ10位まで)
男女別に上位陣を並べると、
女性……ジャンプ、別冊マーガレット、サンデー、マガジン、花とゆめ
の順となる。左側項目は基本的に少年向け・男性向けコミック誌なのだが、ジャンプ・マガジン・サンデーの三大週刊少年コミック誌、特にジャンプは男女の双方から愛読されていることが分かる。ジャンプの性別の隔てなく支持されている状況が、同誌のセールスの実績を底支えしていると見れば、容易に納得はできる。
また三大週刊少年コミック誌に限らず男性の多くに読まれている「少年・男性向けコミック誌」は、それなりに女性にも定期的に読まれる傾向がある。ところが逆に、女性が良く読む少女・女性向け雑誌では、男性はほとんど購読していない。少年コミック誌で時々女性向けな展開、企画が行われることや、少女向けコミック誌ではそのような動きが皆無なことも、これで理解できるというものだ。
スポンサードリンク
