ハンバーガー店、月一以上利用は約半数、男性10代は3人に2人
2012/06/02 12:10
ネットリサーチDIMSDRIVEは2011年5月15日、ハンバーガーショップに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、月一以上でハンバーガーショップを利用する人は約半数に達していることが分かった。男女別では男性が、世代別では若年層の利用頻度が高い傾向がある。ただし男性は10代がもっともよく通っているのに対し、女性は10代よりも20-30代の方が利用頻度が高い傾向を示しているのが確認できる(【発表リリース】)。
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今調査は2011年4月21日から5月12日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万1587人。男女比は54.3対45.7、世代構成比は10代0.7%・20代7.6%・30代24.7%・40代32.7%・50代20.7%・60歳以上13.7%。
【減少する外食、でもハンバーガーは…世帯単位での外食などの利用性向推移(2011年分反映)】や【年収別・カップめんやインスタントラーメン、ハンバーガーへの支出額の違い(2011年分反映)】、【高齢層が好む食パン…世代別・単身世帯の「食パン」「カップめん」「ハンバーガー」などの支出比率(2011年分反映)】で「家計調査」において外食産業回りの話を取り上げた際、その動向の一つとして注目したハンバーガー(ショップ)。今件調査は発表がほぼ1年前ではあるものの、そのハンバーガーを売るお店の動向を知ることができる貴重な調査結果として、何回かに分けてチェックを行うこととしている。
今回はまずハンバーガーショップ全体の利用性向について。冒頭でも触れた通り、全体では月一以上で利用している人はほぼ半分、全般的には女性より女性の方が利用頻度は高いことが分かる。
↑ どの位の頻度でハンバーガーショップを利用するか
↑ どの位の頻度でハンバーガーショップを利用するか(月1以上利用者)
また、男性が一様に「若年層……利用頻度が高い」「壮齢層……利用頻度が低い」と段階的に足が遠のいているのに対し、女性は「20-30代が最多利用層」「40代以降は利用頻度が漸減」という傾向を見せており、男性と女性でピーク世代が異なる点に注目すべきである(学生時代におけるファストフードへのこだわり、敬遠傾向が影響しているのだろう)。
ただし「週一以上」という、日常的な食生活・食習慣にハンバーガーショップへの来訪を組み込んでいるような人の動きを見ると、男女とも20代が最多・10代が続き、30代以降は漸減という形を取る。大学生、あるいは就職後しばらくの間は時間の余裕もなく、ファストフードで食事を済ますことが多いため、その一環としてハンバーガーショップを使っているということか。
味覚として馴染んでいるか、過去に何度経験したかの違いによって、好き嫌いは大きく違ってくる。幼いころにあまりハンバーガーとの接点が無かった高齢層が、ショップを敬遠するのも致し方あるまい。逆にごく普通に足を運んでいる今の若年層がもう少し歳を重ねても、やはり同じように高い利用頻度を維持するのだろうか。中期的な動向が気になるところではある。
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