日常的に「すぐに検索」6割強、「SNSへのアクセス」4割近く…スマートフォン保有者の利用性向
2012/06/02 06:45


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今調査は2012年2月24日から27日にかけて、高校生から60代までの男女スマートフォン保有・利用者に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は49.5対50.5、世代構成比は10代3.4%・20代25.9%・30代33.7%・40代24.9%・50代9.4%・60代2.7%。
これまでの携帯電話(一般携帯電話、フィーチャーフォン)と比べ操作画面が大きく、パソコンにより近い機能を持つようになったスマートフォン。「いつでもどこでも使えるインターネットへの窓口」として、フィーチャーフォン以上に活用される事例が多い。今件ではスマートフォン保有者を対象としているため一般携帯電話との比較はできないが、「屋外でのインターネットアクセスにスマートフォンを使う」人は95%を超え、ほぼ全員の域にまで達している。

↑ スマートフォンの日常生活での利用形態(スマートフォン保有者限定)
興味深いのは「分からない・気になることはすぐに検索」の項目。ほぼ「屋外でインターネット」と同じ値を示している。スマートフォンを屋外で使う人の使用理由として、検索行動が多分にあることが容易に理解できる(スマートフォン保有者は自分の利用スタイルを思い返せば、納得するに違いない)。
【国内主要ソーシャルメディアのアクセス機器傾向】や【ツイッター利用率は約4割…スマートフォン利用者はソーシャルメディアを良く使う】などにもあるように、スマートフォンはソーシャルメディアのアクセス窓口としても多用されている。そして、互いに刺激し共に成長の糧としているようにすら見える「スマートフォン」と「ソーシャルメディア」。両者の関係はどのような結果が出ているだろうか。

↑ スマートフォンを使ったSNSの利用スタイル(スマートフォン保有者限定)
スマートフォンを使ってソーシャルメディアへ日常的にアクセスしている人は約4割。時々も含めれば6割を超えている。閲覧、新規投稿の確認、ダイレクトメールの受信など、受動的行動ならば出先でも気軽に行える。電子書籍を購読する感覚で、あるいはプロスポーツの途中経過が気になるような想いで、手元のスマートフォンを用いてソーシャルメディアへアクセスしていくのだろう。
単なるアクセスよりはやや回答率は落ちるものの、スマートフォン経由で日常的に投稿をする人も約1/4に届く。「時々」のペースまで含めればほぼ半数に達する。「思った、感じたその場での投稿」はモバイル端末向けであるし、スマートフォンならば一般携帯電話より投稿しやすく、高機能も活かせる。

一般携帯電話よりも広い画面・高機能を有しパソコンに近く、タブレット機よりは機能的に劣るものの機動力では抜群に上のスマートフォン。その特性や利用性向を活かし、スマートフォン利用を前提としたソーシャルメディアも多数登場している(特に位置情報を活用したものが多い)。今後どのようなサービスが登場してくるのか、楽しみではある。
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