スマートフォン、Wi-Fi接続や動画撮影、SNSへのアクセスが多い傾向
2012/05/25 12:00


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今調査は2012年3月に16歳から64歳の携帯電話所有者約1800人に対しインターネット経由で行われたもので、1100人程のスマートフォンユーザーと700人程の非スマートフォンユーザーから構成されている。その上で両属性の「携帯電話を利用する消費者」を代表するよう、年代・性別共に割り付けられている。
今調査母体のうち、フィーチャーフォン(今件では一般携帯電話のうち比較的マルチメディア要素の少ないタイプ)・マルチメディアフォン(スマートフォンのようにタッチパネル方式・パソコンに近い機能を持つ携帯電話では無いが、それに近い機能を持つ押しボタン式の一般携帯電話。世間一般にいう「フィーチャーフォン」の中でも特にマルチメディア方面で多機能性を有するもの)、スマートフォン携帯電話すべてを合わせた、いずれかの携帯電話を持つ人は95%。
その95%の人におけるスマートフォンなどの保有比率区分を示したのが次のグラフ。スマートフォン所有者は約1/4。

↑ 携帯電話所有内訳(再録)
それではそれぞの機種保有者は、どのような機能を用いているのだろうか。携帯電話本体のハード面からの切り口と、ソフト面からの切り口それぞれにおける「過去一か月に使ったことがある機能」を答えてもらったのが次のグラフ。

↑ 保有機種別・過去30日間に使った機能

↑ 過去30日間に、主に利用している携帯電話で使ったメッセージサービス・機能
まずハード面だが、機種を問わず「カメラ機能」の人気の高さが目に留まる。その一方で「Wi-Fi接続」はスマートフォンのみ高い値を示している。これは以前【3G・4Gか、Wi-Fiか…米タブレット機などのネットへの接続方法】などでも解説したように、データ送受信量の多さ、通信料金やアクセススピードの観点から、Wi-Fi接続が可能な場所なら積極的に利用するスマートフォンユーザーの利用性向が見て取れる。また、他機能でも「大画面の方が使いやすい」「搭載機能が高性能」な傾向の強い項目では、スマートフォンがとりわけ高い値を示している(「動画撮影」「資料確認・編集」が好例)。
ソフト面でも事情は大きな違いは無い。特にSNS(ソーシャルメディア)の利用性向では、フィーチャーフォンやマルチメディアフォンを大きく抜きんでる結果が出ている。この傾向は以前の別調査機関の結果でも確認でき、それを裏付けた形となる。

↑ 一般携帯電話・スマートフォンメイン利用者におけるソーシャルメディア利用率。【ツイッター利用率は約4割…スマートフォン利用者はソーシャルメディアを良く使う】から抜粋(再録)
こちらも動画機能同様に、大画面で操作しやすく、さらにGPSや高性能カメラとの連動性で多種多様な使い方をハイレベルで行えるのがポイントなのだろう。
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