1/3が経験者…米未成年者のビデオチャット利用性向
2012/05/07 12:00


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今調査は2011年4月19日から7月14日にかけて、アメリカ合衆国内に住む12-17歳の男女とその両親に対して、電話による口頭インタビュー(英語とスペイン語)で行われたもので、有効回答数は799人。国勢調査の結果に基づいたウェイトバックが行われている。なおそのうちインターネット利用者は770人(全体比96.3%)である。
調査母体のうちインターネット利用経験者に対し、SkypeやGoogletalkのような、ビデオチャットを行うアプリケーションを使った経験があるか否かについて尋ねた結果が次のグラフ。37%が「利用経験あり」と答えている。

↑ ビデオチャット経験者の割合(米、2011年4-7月、12-17歳、インターネット利用者限定)
世代別では歳が上ほど、世帯収入別では高収入ほど、親の学歴では高学歴ほど高い利用率が出ている。世帯収入と親の学歴には緩やかながらも因果関係に近いものがあるので、双方が同じ動きを見せるのも理解はできる。また世代別については、単に技術的な問題が大きいという話(大人が準備してくれて、子供は使うだけ、という事例も考えられるが)。
意外なのは性別における動向。男性より女性の方が9ポイントほど利用率が高く、42%と4割近い値を示している。直接対面しているかのようなおしゃべりができるとして、強い関心を抱いているのかもしれない。
元資料には他にも断片的ながら、
・SMS利用者はオンラインチャット利用率も高く、40%が経験ありと答えている(SMS未利用者では27%)。
・Facebookやツイッターのようなソーシャルメディア利用者は、そうでない人よりオンラインチャット利用率が高い。
などの情報も寄せられている。要はインターネット界隈のサービスに積極的な子供(そして全般的にはそのような好奇心に寛容な保護者がいる世帯で)は、オンラインチャットにも積極姿勢を見せる、と考えてよさそうだ。
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