ローソンの「プレミアム苺(いちご)とレアチーズのロールケーキ」
2012/02/21 13:16
「Garbage Shot」第百七十二回。今回は先に【組合せ投票でトップの「プレミアム苺(いちご)とレアチーズのロールケーキ」2月21日から発売】で紹介した、[ローソン(2651)]で2012年2月21日から発売の、スイーツブランド「Uchi Cafe' SWEETS(ウチカフェスイーツ)」の「プレミアム苺(いちご)とレアチーズのロールケーキ」。同社の「ロールケーキ」シリーズでは第28弾の商品。
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今回もいつも通り、いきつけのローソンに足を運び、この新作ロールケーキを確認。早速調達する。
↑ プレミアム苺(いちご)とレアチーズのロールケーキ。
↑ プレミアム苺(いちご)とレアチーズのロールケーキの発売を公知するポップ
今店舗ではすでに「プレミアム苺(いちご)とレアチーズのロールケーキ」のプレートや、新発売を告知する手書きライクなポップ(ミニポスター)が用意されていた。以前から何度か触れている、「手書きのようなフォントを用い、大きく特徴が箇条書きされたチラシ・ポップ」は、やはり全店共通のアイテムとして提供されるようだ。
今回商品の外観は以前の【プレミアム宇治抹茶と黒胡麻のロールケーキ(丹波篠山産黒豆入り)】などと同じく、銀色のカバーが成された包装。クリームチーズやチーズに光を通さないようにするための仕組み……というよりは、今回は【組合せ投票でトップの「プレミアム苺(いちご)とレアチーズのロールケーキ」2月21日から発売】にもある通り、公募で決まったデザインを使っているためと見てよい。
早速自宅に戻って買物袋から出してみる。
↑ プレミアム苺(いちご)とレアチーズのロールケーキとご対面
今回の「プレミアム苺(いちご)とレアチーズのロールケーキ」でも、パッケージ写真からお分かりの通り「価格表記が無い」。これは専門店のスイーツのような見た目にするためのもの。代わりに右上の写真のように、価格を陳列棚のネームプレートなどに明記してある。商品に値札をつけず、プレゼントなどへの配慮を行う様式はローソン側の配慮、ターゲットとする顧客層の拡大の模索、さらには間接的な商品の活用方法の提案。また、贈り物として用いるために使える「専用の持ち帰り用袋」も(店舗によっては)用意されており、これもまた「高級志向な提案型スイーツシリーズの展開」のアプローチの一つといえる。
スペックは、重量が正味75グラム、厚さ25ミリ・直径90ミリ。内部のクリーム部分は直径60ミリほど。栄養成分はカロリーが244Kcal、脂質18.9グラム、ナトリウム110mg。製造元は毎度おなじみの【コスモフーズ】。【商品一覧】を見たところ、残念ながら記事執筆時点では商品概要は掲載されていなかった。昨今は「プレミアムロールケーキ」シリーズでは、よほど特別なもの(例えばデコロールケーキ)でない限り、掲載しないのかもしれない。
袋を開けて中身を取り出すと、容器の中に薄いビニール製のカップが用意されていて、その中に「プレミアム苺(いちご)とレアチーズのロールケーキ」本体が顔をのぞかせる。それと同時に、さわやかでほのかな苺の香り、そしてチーズ特有のややクセのある香りが同時に鼻を刺激する。強さとしては前者の方が強く、後者は添えられる程度の雰囲気。
100円ショップやスーパーなどで普通に売っている太巻きのロールケーキは、あくまでもスポンジケーキがメインの素材。クリームは巻かれたケーキの間に入っている「つなぎ」「接着剤」ともいえる。しかしこの「プレミアムロールケーキ」シリーズは、普通のロールケーキと表現するより、「スポンジケーキで包んだ、たっぷりの生クリーム」という言い回しがよく似合う。それだけクリームの立ち位置が強い。スポンジ生地は添え物、クリームをメインディッシュとして展開するための、しかしそれゆえに大切な脇役ともいえる。
今回の「プレミアム苺(いちご)とレアチーズのロールケーキ」もまた、その両者の立ち位置は変わらない。最近ではコンビニ系列のお店で販売される「ロールケーキ」といえば太巻きのではなく、この「スポンジケーキで包んだ、たっぷりの生クリーム」的なロールケーキが代表格とすらなりつつある。
↑ プレミアム苺(いちご)とレアチーズのロールケーキ。見た目はシンプル
肝心の味わい。今回は公募で投票を行い、最高得票率を集めた組合せ「苺の生地」「レアチーズのクリーム」によるもの。それぞれの要素はすでに別のプレミアムロールケーキで多くの人を満足させているが、この組合せは初めてのものとなる。単に両者とも好きだったからとしてだけでなく、味の組合せ具合を頭と舌で想像し、どの組合せがベストかで選ばれ、もっとも多くの人が「これが一番」と判断したものになる。そしてその想像は恐らく、たくさんの人にとって頭の中に「正解」の鐘が高らかに鳴るものとなったはず。
レアチーズ独特のコクとクセがある重厚感、そして苺のフルーティーな甘味が内部に染みわたる、ふわふわ感のあるスポンジ生地とが口の中で混じり合うことで、絶妙な舌触りを与えてくれる。まずは生地だけ、そして内部のクリームだけをスプーンでほんのひとすくい口に含んで、舌で転がすようにして存分に味を確かめ、その上で改めてスポンジとクリームを合わせてスプーンですくい取り、おもむろにほうばって欲しい。苺の甘味とレアチーズのコクが、ここまで良くマッチするとは思わなかった。
↑ こんな感じでスプーンですくって食べるわけだ
見た目はシンプルで味わいも刺激的な強さは無いものの、しっかりとした、そして奥深い味わいは、期間限定アイテムとしてしまうのは惜しいだけの確からしさがある。実際には苺の季節性もあるので定番化は難しいところだが、最近は過去の限定版を再販することがちょくちょく行われているので、今回の「プレミアム苺(いちご)とレアチーズのロールケーキ」も是非別の機会に改めて堪能したいところではある。
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