テツオトバンククロック(山手線)
2012/02/20 06:45
「Garbage Shot」第百七十一回。今回は先に【少々うざったいけど地味に欲しいなこの貯金箱】で紹介した、「セブンイレブンの形をした貯金箱」に触発される形で購入した、『テツオトバンククロック(山手線)』。発売が2009年4月11日なので、ほぼ3年ほど前の製品である。
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↑ テツオトバンククロック(山手線)。
「テツオトバンククロック」とは名前の通り「鉄道(テツ)の音楽(オト)が鳴る、貯金箱(バンク)兼目覚まし時計(クロック)」。外見は山手線の車両(E231系)の先頭車両の前の部分を、すっぱりと切り取った形。運転席の部分がそのままデジタル時計になっている。ランプも本物の231系と同じ場所で、発車ベルが鳴る時に合わせて点灯する仕組み。サイズは箱が125×110×130ミリほどで、手のひらに乗る程度のもの。
機能は大きく3つ。名前の通り「山手線の発射音を奏でる」「貯金箱の役割を果たす」「目覚まし機能を持つ時計として使える」である。
↑ 運転席部分を拡大。デジタル表示の時計で12時間制・24時間制の切り替えが可能。ウインカーの所にある突起2つはボタンで、時間などの調整に使う。
まず「山手線の発射音を奏でる」だが、収録されているのは次の三曲。
「鉄腕アトムb」(高田馬場駅)
「小川のせせらぎ」(秋葉原駅)
すべて山手線内回りの曲。ただし発売時点の曲であり、現時点では異なる可能性もある。この曲が「デモボタンを押した時」「お金を投入した時」にはランダムに、アラーム音を鳴らす時間を設定した時には「事前に決めた曲」が鳴る仕組み(同時に前面の灯りがつく)。他に時報機能もあるが、夜中でも1時間おきに時報音が鳴るため、正直お勧めできない。
可動には単三電池3本を使用。お金の投入は上にある長細い投入口から行うが、硬貨のタイプは定められていないので、500円玉までならどのタイプでも投入可能。
↑ 底面に単三電池を入れる場所がある
↑ 上面には硬貨投入口が。途中にセンサーがあるようで、硬貨を入れている最中に反応する
機能そのものはシンプルで、以前【「キューブワールド」にライバル現る? 貯金で棒人間の「棒」生を観察、「人生銀行500」11月15日発売】で紹介したような「人生銀行500」のように、入れた金額で変化が起きたり、投入金額をカウントする機能は無い。単にお金を入れた時に発車音が鳴るだけ。
↑ 硬貨を投入するとランダムに発車時の音楽が鳴り、正面ランプが点灯する
しかし鉄道ファンにとっては、自分の好きな、あるいはなじみ深い車両の一部がいつも視界に留まり、時を知らせてくれる。時間が気になったら視線を向ければ、そこには「いつもの車両」が鎮座している。しかも目覚ましとして使ったりお金を入れるたびに、これまたお馴染みの「駅で良く耳にする(無論その駅を使っていればだが)」発車時の音楽を奏でてくれる。これだけで大満足。
造形も比較的シンプルで、内部構造も共有化できるはず。例えば【銚子鉄道の人気車両をこの手に! 鉄道コレクション「銚子電鉄2両セット」発売へ】や【三陸鉄道36-100形 ディーゼルカー(三陸鉄道応援商品)】のような、話題性に富んだ地方線の車両を似たような形で貯金箱化し、シリーズ化してくれると、非常に嬉しいのだが。
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