母親が「効果あり」と思う「願掛け」言葉、トップは「ガンバレ」

2012/02/06 06:50

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願掛けマルハニチロホールディングスは2012年1月31日、2013年3月までに受験の予定がある、またはこれまで受験の経験がある高校生以下の子供(末子)を持つ、さらに週一以上自宅で夕食を作る30・40代の女性を調査対象母集団とした「受験と食事に関する調査」の結果を発表した。それによると受験当日に子供にかけると効果がある・あった言葉としてもっとも多くの人が回答したのは「ガンバレ」だった。次いで「緊張しないようにね」「最後の最後まで絶対にあきらめちゃダメよ」が続いている。「効果がある・あったと思う言葉は無い」とする回答は5%に満たず、多くの母親が「言葉の力」を認識していることがうかがえる([発表リリース、PDF])。



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今調査は2012年1月13日から20日に、2013年3月までに受験予定がある、またはこれまでに受験経験がある高校生以下の子供(末子)がおり、さらに週一以上自宅で夕食を作る30歳から40代の女性を対象とし、携帯電話を用いたインターネット経由で行われたもの。回答数は1000人。年齢階層は30代219人・40代781人。調査機関はネットエイジア。

受験日当日に最後のひと押し的な応援の形として、母親が受験者当人の子供にかけてあげると効果があると思っている、あるいは過去に言葉をかけて効果があったと「思う」(母親が「思う」であり、実際に効果があったか否かは子供が知るところ)言葉について、複数回答で聞いたところ、最上位についたのはもっとも一般的な励ましの言葉「ガンバレ」だった。

↑ 受験日当日に、子どもにかけてあげると効果がある(あった)と思う言葉(複数回答)
↑ 受験日当日に、子どもにかけてあげると効果がある(あった)と思う言葉(複数回答)

約1/3強の母親が受験日当日の「がんばれ」に効果がある、あるいはあったと答えている。次いで多いのは「緊張しないようにね」の32.0%、「最後の最後まで絶対にあきらめちゃダメよ」が31.3%。ここまでが3割超回答率のライン。さらには「気楽にね、楽しんできて」「今日まで本当によく頑張ってきたね」「ケアレスミスはしないようにね」などが続いている。

「ガンバレ」は純粋に、そして抽象的な励ましではあるが、他の項目は「最後の気合入れ」「リラックス感を覚えさせるための現状認識」「ミスやトラブルへの注意喚起」などに大別できる。しかしながらどの言葉が良くて、これさえ使えば大丈夫という「鉄板」「マニュアル」的な言葉は存在しない。

声をかけるとしたら、子供の性質や当日の状況、目の前に居る子供の態度などから総合的に判断し、よりよい言葉をチョイスすべき。ガラスのハートを持つ受験生にとって、不用意な言葉は逆効果すら生じかねない。くれぐれも注意されたい。


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