夜食の定番、昔も今も「うどん」「おにぎり」
2012/02/04 12:00
[マルハニチロホールディングス(1334)]は2012年1月31日、2013年3月までに受験予定がある、またはこれまで受験経験のある高校生以下の子供(末子)を持つ、週一以上自宅で夕食を作る30・40代の女性に対する「受験と食事に関する調査」の結果を発表した。それによると調査母体においては、回答者自身(子供では無く)が学生だった時分に、親に創ってもらった夜食のメニューとしてもっとも多かったのは「おにぎり」だった。4割近くの人が経験ありと答えている。次いで「うどん」「ラーメン」「雑炊」と続いている。自分の子供に対する夜食でも「うどん」「おにぎり」は上位にあり、これらのメニューは夜食として世代をこえて定番化しているようだ([発表リリース、PDF])。
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今調査は2012年1月13日-20日にかけて、2013年3月までに受験予定がある、またはこれまでに受験経験がある高校生以下の子供(末子)がいて、さらに週一以上自宅で夕食を作る30-40代の女性に対し、携帯電話を利用したインターネット経由で行われたもの。回答数は1000人で、年齢階層は30代219人・40代781人。調査機関はネットエイジア。
「回答者が子供に対して」では無く、回答者自身が学生だった時に、親に作ってもらった夜食のメニューを複数回答で聞いたところ、トップは「おにぎり」だった。39.4%が作ってもらった経験あり、と答えている。
↑ 回答者自身が学生だった頃、親に創ってもらった夜食(複数回答、上位15位まで)
次いで多いのは「うどん」「ラーメン」と、温かいめん類が続く。うどんについては「他の麺類と比べても食物繊維が少ないため、消化が早く素早いエネルギー補給が可能」(【宮武讃岐製麺所的教訓「受験生にはうどんを食わせろ」】)などの解説にもある通り、作り手も食する側にもメリットがあるものとして、定番化しているのも納得がいく。それ以降も「雑炊」「スープ」「炒飯」など、「簡単につくれる」「あっさり系」「消化に良い」「体が温まる」などの共通点を持つメニューが上位についているのが分かる。あまりゴテゴテしたものを用意しても、胃がもたれて勉強に負荷をかけたのでは逆効果になりかねない。
一方回答者の母親が、自分の子供にどのような夜食を出しているかだが、「夜食を出すことで子供の受験を応援している」と回答した人が1000人中83人しかおらず、データ上の「ぶれ」が懸念されるため、「参考値」「上位5位のみ」としてグラフを作成しておく。
↑ (参考)子供への夜食で用意したことがあるもの(子供の受験で「夜食」で応援している人)(上位5位)
ややラーメンが後退している、「スープ」が上位に繰り上がっているなどの違いはあるが、「おにぎり」、そして「うどん」や「ラーメン」などの温かいめん類、そしてそれ以外も概して消化に良い食品なのが分かる。
夜食を作る側として気にしている事には「消化がよい」「子供の希望」「美味しいこと」「栄養バランス」などが上位に挙げられている。「でも何をつくればよいのか」と悩んでいる人には、例えば【受験生応援メニュー(味の素)】などのように、ネット上のレシピサイトで用意されている特集ページをチェックしてみることをお勧めする。今件調査結果の上位にある「うどん」「おにぎり」をはじめ、簡単に美味しく作れる夜食メニューを見つけることができるだろう。
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