新成人が自動車を買うとしたら、予算はいくらが上限?

2012/01/09 19:30

このエントリーをはてなブックマークに追加
お金と若者ソニー損保は2012年1月5日、新成人に対するカーライフ(自動車生活)意識調査結果を発表した。それによると調査母体のうち「自動車免許を取得済み、取得予定」で「自動車を購入する予定はない人”以外”」においては、「購入の予算上限」を50万円以下とする人が3割近く、50万円-100万円以内とする人が3割強であるが分かった。女性より男性、地方の人より都心部の人がやや上限枠が高い傾向にあるが、上限平均額は100万円内外に留まっている(【発表リリース】)。



スポンサードリンク


今調査は2011年12月14日から20日にかけて新成人(1991年4月2日-1992年4月1日生まれ)に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1。調査実施機関はネットエイジア。

個人の移動機関の最たるものとしてイメージされ得る自動車だが、現実に使う場合には免許取得や駐車場の確保、購入費用、維持費など、さまざまハードルをクリアする必要がある(レンタカーを使えばいくつかの要素は考えなくても良くなるが、往々にして割高になる)。それら必要経費のうち、初期投入費用の最たるものとして挙げられる「自動車購入」において、予算上限はいくら位と考えているのだろうか。

すでに免許を取得している、あるいは取得予定者のうち、「自動車を購入する予定が無い人」”以外”(つまり、すでに購入済みで今後買い替え・買い増しの予定、あるいは現在非保有だが今後購入を考えている人が対象となる)の人に、自動車を購入するとした場合の予算上限を聞いた結果が次のグラフ。一番左の「50万円以下」が1/4-3割近くに達しており、予算の上で非常に厳しい状況がうかがえる。

↑ 自動車購入の際の予算上限(「運転免許取得・予定者」で、「自動車を購入する予定が無い人」以外)(新成人対象)
↑ 自動車購入の際の予算上限(「運転免許取得・予定者」で、「自動車を購入する予定が無い人」以外)(新成人対象)

属性別では「女性の財布のヒモがきつい」「男性や都心部は高額を出す・出せる人が一定数いる」程度で大きな差異は無い。むしろどの属性でも一様に6割超の人が「上限100万円以内」枠なのが目立つ。

各区分の中央値(201万円以上は250万円と設定)を元に概算の平均値を出した結果が次のグラフだが、差異はあるものの「100万円内外」に留まっているのが把握できる。

↑ 自動車購入の際の予算上限(「運転免許取得・予定者」で、「自動車を購入する予定が無い人」以外)(新成人対象)(概算平均値)(万円)
↑ 自動車購入の際の予算上限(「運転免許取得・予定者」で、「自動車を購入する予定が無い人」以外)(新成人対象)(概算平均値)(万円)

実際には個人差が多分にあるとはいえ、概況的には「新成人が自動車を買うとしたら、出せても平均で100万円程度まで」と考えるのが無難なようだ。もっともこの金額ではとても新車の普通自動車は手が届かない。若年層に中古車や軽自動車に人気が集まるのも理解できよう。


■関連記事:
【年代別の自動車保有数とその変化】
【新成人の自動車免許所有率は約6割・免許も自動車も地方が取得意向は高い】



スポンサードリンク



このエントリーをはてなブックマークに追加
▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー|Twitter|FacebookPage|Mail|RSS