働き人のスケジュール管理、手帳が一番人気・携帯やスマートフォンも大活躍
2011/12/12 06:33
GABAは2011年12月7日、年末を迎えるビジネスパーソン(働き人)の意識調査結果を発表した。それによると調査母体においては、ビジネスのスケジュール管理を一般の手帳で行っている人がもっとも多く、5割近くに達していた。次いで携帯電話やスマートフォンによる人が多く、卓上カレンダーが続いている。プライベートでもこの順位に変わりはないが、手帳や携帯電話などを用いる人が圧倒的多数を占めているのが分かる(【発表リリース】)。
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今調査は2011年11月19日から24日にかけて、携帯電話を用いたインターネット経由で20-49歳の男女ビジネスパーソンに尋ねたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、世代比は10歳区切りでほぼ均等割り当て。
仕事の打ち合わせ、締切、進捗状況の把握など、働き人には将来に向けたスケジュール管理をしなければならない事柄が多数存在する。また同時に趣味的な話、家族との約束、公共料金の手配、宅急便の受け取りなど、プライベートでもスケジュールを管理する場面は少なくない。
それら公私におけるスケジュール管理を、どのようなツールで行っているのか。まずはビジネス(仕事)における場合だが、今件調査母体が「仕事をしている人」という点を留意した上で見てほしい。
↑ ビジネスのスケジュール管理に何を使っているか(複数回答)
トップは「手帳」、次いで「携帯電話/スマートフォン」。今調査が携帯電話経由であってもなお、手帳をスケジュール管理に用いている人がもっとも多い。古めかしさを覚える人もいるだろうが、未だに手帳はビジネス・スケジュールの管理ツールとして有益な次第。
その次に「卓上カレンダー」が続くが、興味深いのは女性の「卓上カレンダー」派が異様に多く、女性だけなら「手帳」を抜いてトップについていること。女性は男性と比べて「手帳」や「携帯電話/スマートフォン」での管理を避け、「卓上カレンダー」を巧みに使いこなしているようだ。あるいは女性の外回りが少なく、卓上カレンダーで事が足りる場合が多いのかもしれない。
これがプライベートになると、「手帳」「携帯電話/スマートフォン」という順位に変わりはないものの、大きな変化が随所で見受けられる。
↑ プライベートのスケジュール管理に何を使っているか(複数回答)
「手帳」の利用がビジネスより10ポイントほど増え、多くの人がプライベートでも手帳を愛用していることが分かる。次いで多いのは「携帯電話/スマートフォン」だが、男女差が激しく女性は男性の2倍以上の利用率を見せている。元々女性は男性よりも携帯電話の利用性向が強いことで知られているが、今件でもその動きは反映されているようだ。
また「管理せず」を見ると、男性は1/4近くが「プライベートの管理はしない」と答えているのに対し、女性は1割強でしかない。ビジネスでは男女共に1割強だったのとは大きな違いである。
余興的な話だが、数字の配し方を差し替え、男女別でグラフを組み立ててみたのが次の図。
↑ ビジネス・プライベートのスケジュール管理に何を使っているか(複数回答)(男性)
↑ ビジネス・プライベートのスケジュール管理に何を使っているか(複数回答)(女性)
男女それぞれのスケジュール管理感、そして仕事とプライベートへの姿勢が見えてきて、好奇心をそそられる。
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