Facebookユーザー数の半年間の推移(2011年12月版)

2011/12/06 05:29

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Facebookの統計先日【アジア主要国のFacebook普及率】【アジア主要国のFacebook普及率】などでFacebookの現状を推し量ったが、その際主に使ったデータはCheckFacebookからのもの。元々Facebookの公式データを抽出するAPIをベースに生成したものなので、他の類似機能を持つサイトも無いものかと探していたところ、先日【Facebookなどの最新ステータスをチェックできる「Social bakers」】で紹介した通り【Social bakers】を見つけることができた。登録すれば詳細なデータを取得できるが、非登録でもかなりの内容をチェックできる。そこで今回はこのSocial bakersの値を元に、直近半年間におけるユーザー数の動向をグラフ化してみることにした。



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まずは直近のユーザー数……だが、単に並べただけでは芸がないので、半年間の増加具合も分かるように「半年以前の分」「直近半年間で増えた分」を区分して色分けした上で積み重ね、棒グラフを生成した。

↑ 国別Facebookユーザー数(2011年12月5日時点、上位30位)(万人)
↑ 国別Facebookユーザー数(2011年12月5日時点、上位30位)(万人)

青い部分がこの半年で追加された分だが、一見してインドとブラジル、メキシコ、タイなどの新興国の増加「数」が多めなのが分かる。特にインドとブラジルは、半年間の積上げ分で順位を大きくかさ上げしている。

続いてこの「勢い」を明確化するため、半年間の増加「数」をグラフ化する。増加率ではなく人数であることに注意。

↑ 国別Facebookユーザー数上位30位における、6か月前からの変移数(2011年12月5日時点)(万人)
↑ 国別Facebookユーザー数上位30位における、6か月前からの変移数(2011年12月5日時点)(万人)

インドとブラジルがそれぞれ1000万人超。半年で日本の全ユーザー数の約2倍分だけ積み増ししている。両国の「数量的な」勢いが容易につかみとれるというものだ。またアメリカ合衆国がすでに1億5000万人超えを果たした上でさらに580万人近くを追加していることなど、モバイル端末普及に伴うFacebookの量的広がりが実感できる。

そして意外に(!?)日本も増加数では上位についていのが見て取れる。震災をきっかけにソーシャルメディアへの注目度が増したことや、スマートフォン・タブレット機の浸透が進んだことが主要因だろう。

最後に、直近半年間のユーザー数増加率をグラフ化する。増加率だけを見れば他にももっと大きな値を示す国はあるのだが、元々人口が少ない国ではぶれが生じやすくなるので、今件の該当国「ユーザー数上位30位以内」という条件下での算出・順位構成とさせてもらった。

↑ 国別Facebookユーザー数上位30位における、6か月前からの変移数(2011年12月5日時点)(万人)
↑ 国別Facebookユーザー数上位30位における、6か月前からの変移数(2011年12月5日時点)(万人)

最初のグラフで青部分が大きかったブラジルがトップ。次いで日本が45.2%の増加で第二位となっている。45.2%増加しても524万人なのだから、他国と比べればまだ少なめだが、動向次第では今後も勢いの継続性が期待できる。何しろ日本のユーザー数は現時点で人口比4.13%・対インターネット人口比でも5.29%でしかないのだから。

以下インド、タイ、オランダ、ペルー、パキスタンと続く。インドネシアは世界第二位のユーザー数を誇りながら、さらに直近半年間で7.0%の高水準の伸びが確認できる。



外来モノのソーシャルメディアとしては、日本人にはツイッターの方が似合っているという話を耳にする。やはり「原則実名」というFacebookのルールになじまないのが大きな要因といえる。とはいえ、世界7億アカウントにつながり得る魅力は捨てがたく、今件データのように昨今では利用者数が大きな伸びを見せ始めている。

今後半年のうちに、各国のユーザー数はどのような動きを見せて行くのだろうか。



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