「平日に テレビを観ながら 夕食を」約半数が行ってます
2011/10/15 12:00
マイボイスコムは2011年9月27日、夕食に関する調査結果を発表した。それによると調査母体において、約半数の人は「テレビを観ながら」平日の夕食を摂っていることが分かった。いわゆる「ながら視聴」は広範囲にわたり行われているようだ。一方、新聞やインターネット、携帯電話などを視聴・操作しながらは1割に満たず、少数派であることが確認できる(【発表リリース】)。
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今調査は2011年9月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万2186人。男女比は47対53、年齢階層比は10代1%・20代10%・30代29%・40代32%・50歳以上27%。なおグラフに反映されている回答値は計測値に、2010年3月の住民基本台帳の性別・世代別人口構成比に合わせてウェイトバックが行われている。
今調査母体ではその摂取スタイルは多種多様ながら、ほぼ全員の99.4%の人が平日に夕食を食べている。
↑ 平日の夕食摂取スタイル(複数回答)(再録)
それではその「平日の夕食」時に、どのような社会生活が営まれているのか。想定できる状況を選択肢として用意し、当てはまるものすべてに答えてもらったのが次のグラフ。最多回答率を占めたのは「テレビを観ながら」で50.9%と過半数に達している。
↑ 平日夕食時の傾向で当てはまるもの(複数回答、夕食を取る人限定)
【テレビ観る時「ながら」と「専念」どちらが多い?】や【平日と休日の食事時間帯】などで記しているが、「テレビを視聴しながら食事を摂る」という食事スタイルは多くの人が取り入れており、これがテレビ視聴時間をかさ上げする一因ともなっている。今回、平日の夕食で「テレビを観ながら」食べる人が半数いることが判明し、「夕食を食べ”ながら”テレビ視聴」な人が多いことが、改めて確認された形だ。
一方冒頭でも触れたが、新聞やインターネット、携帯などをしながら食べる人は6.2%でしかなく、少数派。テレビと比べてこれら媒体の「ながら視聴」は難しいのが実情で、行っているのもさほど多くない。
次いで多いのは「同居家族が皆揃って」。続いて「夕食時間はくつろげる」「一緒に食べる人と会話を楽しみながら」と続いており、平日でも夕食時が家族団らんの時間帯と成り得ていることが確認できる。他方、家庭事情や世帯構成にもよるが、「一人で食べることが多い」とする回答も1/4近くおり、一概に「夕食=和気あいあい」とは言い切れないことも分かる。
一人暮らしでは無いにも関わらず、一人で食事を摂るという傾向は【夫の帰りが遅い時、妻はいつまで夕食を待つ? 44.4%は……】などにもあるように、少なからず存在する。今件項目でも「一人で食べることが多い」以外に「家族の誰かが欠けた状態で」も該当し得よう。それも合わせ2割を超えている項目を眺めると、日頃の夕食スタイルが色々と想像できそうで「なるほど感」を覚えざるを得ない。
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