ソーシャルメディア、利用経験も現在最多利用もトップはYouTube

2011/10/09 12:00

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YouTubeマイボイスコムは2011年9月27日、ソーシャルメディアに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、もっとも多くの人が仕事以外で利用したことのあるソーシャルメディアは「YouTube」で、6割近い人が利用経験を有していた。現在もよく利用しているソーシャルメディアも「YouTube」がトップで、次いで「価格.com」、「ブログ」、「mixi」が続いている(【発表リリース】)。



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今調査は2011年9月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万2171人。男女比は47対53、年齢階層比は10代1%・20代10%・30代29%・40代33%・50歳以上27%。なおグラフに反映されている回答値は計測値に、2010年3月の住民基本台帳の性別・世代別人口構成比に合わせてウェイトバックが行われている。

今回取り上げられているソーシャルメディアとは広義の意味によるもので、ブログやYouTube、Q&Aサイトなどまで含めたものとなる。それらについて利用経験の有無を聞いたのが次のグラフ。上位10位と、気になる人が多いであろうFacebookをグラフに盛り込んだ。

↑ 利用したことがあるソーシャルメディア(仕事での利用は除く)(上位十位まで+α)(複数回答)
↑ 利用したことがあるソーシャルメディア(仕事での利用は除く)(上位十位まで+α)(複数回答)

利用経験の第二位に「価格.com」が入っているあたり、買物での有益な情報を引き出そうとソーシャルメディアを有効活用する利用スタイルがうかがえる。なお今選択肢には「その他」が無く、その上で「アマゾン」も入っていない。アマゾンもコメント機能はもちろん、最近では掲示板や画像投稿機能も投入されており、「価格.com」が有りなら「アマゾン」も入っておかしくは無い。選択肢に「アマゾン」があれば(さらには「楽天市場」など)、大きな値を示したに違いない。

また「YouTube」はもちろんのこと、「ニコニコ動画」もあわせ、動画系のサービスが上位についているのも注目したい。「ツイッター」は26.4%、「Facebook」は13.1%。両者とも「利用経験あり」という値でも、昔と比べれば随分と増えた感はある。

それでは利用経験では無く、現在よく利用しているソーシャルメディアはどのサービスになるだろうか。やはりトップには「YouTube」が、第二位には「価格.com」が位置し、両者の力強さが確認できる。

↑ 現在よく利用しているソーシャルメディア(仕事での利用は除く、上位十位まで+α)(複数回答)
↑ 現在よく利用しているソーシャルメディア(仕事での利用は除く、上位十位まで+α)(複数回答)

「ブログ」は利用経験率では第四位だが、現在も利用頻度が高い順位では第三位。「mixi」と共に利用者の高い・継続的な利用性向が見て取れる。

最後にこの二つの値を絡め、「利用経験者のうち、”現在も””高頻度で”利用している人の割合」を算出したのが次のグラフ(横項目の並びは二つ目のグラフに合わせてある)。この値が大きいほど、「濃いレベル」での「利用性向の高さ」を誇ることになる。

↑ 高頻度利用率(よく利用÷利用経験あり)(仕事での利用は除く、上位十位まで+α)(複数回答)
↑ 高頻度利用率(よく利用÷利用経験あり)(仕事での利用は除く、上位十位まで+α)(複数回答)

もっとも値が高いのは「ブログ」。ブログ利用者は「継続的に」「高い頻度で」使っている人が多いことになる。次いで「YouTube」「mixi」「クックパッド」「Facebook」までが5割超えで、利用したことがある人のうち半数以上が今もよく使っている計算になる。それだけ持続的な人気を誇っている、あるいは引きつけ続ける魅力を有していると見るべきか。

逆に「2ちゃんねる」「Yahoo!知恵袋」はやや値が低め。利用経験者の1/3強も現行高頻度利用者が居れば十分、という考え方もアリだが、上位の他ソーシャルメディアと比べた値の低さは気になるところ。半年、一年後にどのような変化を見せるのか、今後の動向を予想させうるには十分ともいえよう。



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