エバラ強し・家庭で使う「焼肉のたれ」、トップ2はエバラブランドが独占
2011/09/12 07:16
マイボイスコムは2011年8月26日、「焼肉のたれ」に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、4割強の人が月一以上のペースで自宅にて「焼肉のたれ」を使っていることが分かった。主に使うブランドは「エバラ 黄金の味」がトップで「エバラ 焼肉の味」が続いている。この二種類だけで利用者の6割近くをしめており、エバラ食品工業の「焼肉のたれ」分野における圧倒性があらためて確認できる結果となった(【発表リリース】)。
スポンサードリンク
今調査は2011年8月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万2437人。男女比は47対53、年齢階層比は10代2%・20代11%・30代28%・40代31%・50歳以上28%。回答値には2010年3月の住民基本台帳の性別・世代別人口構成比に合わせてウェイトバックが行われている。
「しょう油」「味噌」「ソース」のように個別の名前ではなく、使用用途がそのまま名前として使われた「焼肉のたれ」。名称としてはかなり珍しい部類に入る。もちろんその使用用途にのみ使う事しか許されていないわけではなく、多種多様な使い道が考えられる。
さて、その「焼肉のたれ」を焼肉店以外、具体的には自宅で使う人はどれくらいいるのか。自宅での利用頻度を聞いたのが次のグラフだが、冒頭にもあるように「月一利用」は4割強、年一以上なら約3/4という結果になった。毎日のように使いこなすほどではないが、その存在を忘れない程度には使われているようだ。
↑ 自宅で「焼肉のたれ」を使う頻度(焼肉以外でも使う場合も含む)
それでは自宅で使っている人は、どのような「焼肉のたれ」の銘柄を愛用しているのだろうか。もっとも多用しているものを聞いたのが次のグラフだが、「エバラ黄金の味」と「エバラ焼肉のたれ」が競っている状態で、かつ独走な状況であるのが分かる。
↑ 現在家庭で使っている市販のたれは(主なモノ一つ、1%以上回答のみ)
トップ・第二位が3割ずつを占め、これらだけで6割近く。あとはどんぐりの背比べ(1%未満は記載していないが、資料ではブランド名がずらりと並んでいる)で、ブランド名が分からないもの、プライベートブランドのものなのが目に留まる程度。一人ひとりこだわりのあるブランドが分散している以外は、この2銘柄でほぼ固定化・寡占化しているのが認識できる次第。
この「焼肉のたれ」を使う場面だが、当然焼肉の際に使うのがもっとも多く8割近く。意外に思う人もいるかもしれないが、焼肉に限らずしょう油やソースなどと同列に、調味料として料理に使う人が1/3に達している。
↑ 市販の焼肉のたれを使う場面(複数回答)
関連書籍や、最近ではインターネットで調べることで、「焼肉のたれ」の焼肉以外での使い方はすぐに把握できる。例えばレシピサイト「クックパッド」で【「焼肉のたれ」をキーワードに検索する】と、「焼肉のたれ」そのものの創り方以外に、たれを使った多種多様な料理を容易に見つけることができよう。
↑ 晩餐館の公式動画。焼肉のたれでパエリアを創っている。
「焼肉のたれ」は色々な味わいが濃縮されているので、このように料理への応用が効きやすい。レパートリーに悩んでいる場合には検索してみると、色々なヒントが得られるに違いない。
スポンサードリンク