動画共有サイト利用者の9割超はYouTube、5割近くニコ動を使用
2011/09/12 12:10
マイボイスコムは2011年8月26日、動画共有サイトに関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち約3/4を占める動画共有サイト利用者においては、YouTubeの利用率がもっとも高いことが分かった。次いでニコニコ動画・FC2動画の順となっている。特にYouTubeは動画共有サイト利用者の9割以上が使ったと答えており、スタンダード的な立場にあるといえる(【発表リリース】)。
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今調査は2011年8月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万2477人。男女比は46対54、年齢階層比は10代2%・20代10%・30代28%・40代32%・50歳以上28%。回答値には2010年3月の住民基本台帳の性別・世代別人口構成比に合わせてウェイトバックが行われている。
技術やインフラ、端末の進歩など複数要因で、大きな発展と普及が進んだ動画共有サイト。今調査母体では利用率は7割台という結果となった。ほとんどが視聴のみで、投稿をする人は3.0%。33人に1人の割合。
↑ 動画共有サイトを利用するか(利用スタイル含む)(再録)
その利用者に「直近一年間ではどのようなサイトを使ったのか」について、複数回答で聞いた結果が次のグラフ。圧倒的にYouTubeが多く、9割超えという結果になった。
↑ 直近一年間で利用した動画共有サイト(複数回答、利用者限定、回答率1.0%以上のみ)
第二位はニコニコ動画。こちらは5割足らずだが、YouTube以外の他のサービスと比べれば圧倒的多数に違いは無い。あとはFC2動画・Ustream・Dailymotion・Veohなどが続くが、規制が緩かったりリアルタイム配信に優れていたり、海外でよく使われているなどの利点があるくらいで、少なくとも数字的にはドングリの背比べ状態となっている。
最初のグラフに戻り、利用者のほとんどが視聴のみであることを考えれば、上位二つの利用を考慮しておけば、ほぼ問題は無いと見てよいだろう(もっともブログパーツを使ってサイト上に埋め込む限りでは、どこの動画共有サービスを使っても、その差異はさほど気にはならないのだが)。
せっかくなので資料的な意味として、双方のグラフを合わせたもの、つまり「調査母体全体に占める、各動画共有サイトの利用率」を算出し、グラフ化しておく。
↑ 直近一年間で利用した動画共有サイト(複数回答、調査母体全体比、一部)
全体比では7割がYouTube、1/3がニコ動。ほぼイメージ通りの数字といえよう。
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