ローソンの「プレミアム和栗のロールケーキ」

2011/08/16 12:14

このエントリーをはてなブックマークに追加
ローソンの「プレミアム和栗のロールケーキ」Garbage Shot」第百六十回。今回は先に【初めての具入り生地ローソンから「プレミアム和栗のロールケーキ」登場】で紹介した、[ローソン(2651)]で2011年8月16日から発売の、スイーツブランド「Uchi Cafe' SWEETS(ウチカフェスイーツ)」の「プレミアム和栗のロールケーキ」。同社の「ロールケーキ」シリーズでは第20弾の商品。



スポンサードリンク


今回はいつも通り、いきつけのローソンに足を運び、この新作ロールケーキを確認。早速調達する。

プレミアム和栗のロールケーキ
↑ プレミアム和栗のロールケーキ

商品棚のプレート部分には、いつものように価格と、テレビ朝日系列の番組【お試しかっ!】内コーナーの「全て当てるまで帰れま10」で紹介された、とある。最近サイト内での商品紹介記事に対しても「●×っていう番組で取り上げてたの、これだよね」という話がちょくちょくソーシャルメディア経由でアンテナにひっかかっており、そういう類の広報公知戦略が当たり前になってきたのかな、と実感させられる一幕。

今回は以前の「プレミアム宇治抹茶と黒胡麻のロールケーキ(丹波篠山産黒豆入り)」とは異なり、ごく普通の透明なパッケージ。色は和栗をイメージさせるこげ茶色がベース。何となく地味な気もするが、個人的にはこの系統の色は好きなので、むしろ好感触。

早速自宅に戻って買物袋から出してみる。

プレミアム和栗のロールケーキ
↑ プレミアム和栗のロールケーキ

今回の「プレミアム和栗のロールケーキ」でもパッケージ写真からお分かりの通り「価格表記が無い」。これは専門店のスイーツのような見た目にするためのもの。代わりに上の写真のように、価格を陳列棚のネームプレートなどに明記してある。商品に値札をつけず、プレゼントなどへの配慮を行うスタイルはローソン側の配慮、ターゲットとする顧客層の拡大の模索、さらには間接的な商品の活用方法の提案の動き(右上にキャンペーンのシールが貼ってあるが、これは容易にはがせる)。最近ではローソンは【ローソンの提案型スイーツ「夏コレクション」はアジアンスイーツ揃い】にもあるように高級志向な提案型スイーツシリーズの展開を始めていることもあり、「コンビニスイーツの枠を超えたスイーツ」への挑戦を続けている。

スペックは、重量が正味85グラム、厚さ25ミリ・直径90ミリ。内部のクリーム部分は直径60ミリほど。栄養成分はカロリーが259Kcal、脂質18.0グラム、ナトリウム43mg。前回の「プレミアムピンクグレープフルーツと グァバのロールケーキ」と比べれば少々ヘビーかも。

製造元は毎度おなじみの【コスモフーズ】【商品一覧】を見たが、通常ならすでに掲載されているはずの概要・コメントが前回同様に見つからない。プレミアムロールケーキシリーズでは「プレミアム宇治抹茶ロールケーキ」で紹介が止まっている。担当するスイーツの種類が増えてきたので、全部を細かく紹介する余裕がないのだろう。商売繁盛で忙しいのは良いことだ。

袋を開けて中身を取り出すと、容器の中にさらに薄いビニール製のカップが用意されていて、その中に「プレミアム和栗のロールケーキ」が顔をのぞかせる。それと同時に、わずかだが栗特有のほっこりとした甘味が優しく鼻を刺激する。

100円ショップやスーパーなどで普通に売っている太巻きのロールケーキは、あくまでもスポンジケーキがメインの素材。クリームは巻かれたケーキの間に入っている「つなぎ」「接着剤」ともいえる。しかしこの「プレミアムロールケーキ」シリーズは、普通のロールケーキと表現するより、「スポンジケーキで包んだ、たっぷりの生クリーム」という言い回しがよく似合う。それだけクリームの立ち位置が強い。スポンジ生地は添え物、クリームをメインディッシュとして展開するための、しかしそれゆえに大切な脇役ともいえる。

今回の「プレミアム和栗のロールケーキ」もまた、その立ち位置は変わらない。最近ではコンビニ系列のお店で販売される「ロールケーキ」といえば太巻きのではなく、この「スポンジケーキで包んだ、たっぷりの生クリーム」的なロールケーキが代表格とすらなりつつある。それだけこのスタイルが浸透したのだな、と再確認させられる。

プレミアム和栗のロールケーキ
↑ プレミアム和栗のロールケーキ

具入り生地肝心の味わい。ベースとなる栗というテーマは以前「プレミアム 栗と芋のロールケーキ」でも採用されたものであり、今回は芋を加えず栗だけに絞り、「栗勝負」をかけた形になっている。まずはクリーム部分だが、元々「プレミアムロールケーキ」でお馴染み&ご自慢の純生クリームをベースに、和栗ペーストを混ぜたもの。スプーンからひとすくいずつクリームを口元に運ぶたびに、栗の重厚で独特の甘い香りが鼻孔を刺激する。純生クリーム自身も栗の味わいがプラスされることで、質量感と共に和風の優しさを覚えさせる。

そして今回初の試みとなる「和栗ダイス」入りの生地だが、柔らかなスポンジ生地を口に納めるとしばしば食感となって現れるのがわかる。そして口内に広がるまろやかな甘味と柔らかい、スポンジとは違った和栗の歯ごたえが、面白いアクセントを与えてくれる。純生クリームの栗の味わいとはまた別の「栗らしさ」に、和菓子っぽさすら感じ取れる。

こんな感じでスプーンですくって食べるわけだ
↑ こんな感じでスプーンですくって食べるわけだ。生地部分の和栗ダイスがごっつり入っているのが分かるはず

価格は250円と、既存の「プレミアムロールケーキ」と比べてやや高め。初めて生地内にも具を入れる工程が加わっていることもあり、その工程分は致し方あるまい。栗特有のほっこりとした甘味を、ローソンお馴染みのプレミアムロールケーキで味わいたいのなら、是非一度チャレンジしてほしいアイテムといえよう。



スポンサードリンク



このエントリーをはてなブックマークに追加
▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー|X(旧Twitter)|FacebookPage|Mail|RSS