ローソンでプリペイド式の「ギフトカードモール」展開開始・最初はiTunes Cardなど4種類
2011/07/22 12:00
[ローソン(2651)]は2011年7月21日、同年7月26日から全国の同社店舗(ローソン100除く)において、ティーガイア、日本ユニシスが取り扱う新方式のギフトカード・プリペイドカードを活用した「ギフトカードモール」(ギフトカードなどを陳列して販売する場所やコーナーの名称)の展開を開始すると発表した。スタート時は「iTunes Card」「ニンテンドープリペイドカード」「HMVギフトカード」「プラザスタイルギフトカード」の4種類・13品目(デザイン違い含む)のカードが取扱い対象となる。今後多種多様なジャンルのカードなどが追加される予定(【発表リリース】)。
スポンサードリンク
↑ ギフトカード什器の一例。この場所が「ギフトカードモール」となる。
新方式のギフトカードは、残高がすべてサーバー上で管理されるタイプのプリペイド式カード。陳列時のカード自体は価値を持っておらず、購入後に使用可能となる。店舗では、上記写真にあるように商品陳列棚の側面を利用し、カード現物を陳列。購入希望者はさまざまな種類・デザインのカードを見ながら、自分の好みのものを自由に選んで購入することが出来る。
ギフトカードモールにおける各社の役割については、ローソンが店頭でギフトカードの販売を、ティーガイアがプロモーション、流通・在庫の管理、コールセンター業務を、日本ユニシスがシステムの提供・運用、カード発行元に対する支援を、それぞれ担当することになる。
開始時に取扱い対象となる4種類の詳細は次の通り。
↑ iTunes Card
2.ニンテンドープリペイドカード(1000円/2000円)
↑ ニンテンドープリペイドカード
3.HMVギフトカード(1500円/3000円)
↑ HMVギフトカード
4.プラザスタイルギフトカード(1000円/3000円)
↑ プラザスタイルギフトカード
※画像上のカードサイズの相対比は実物とは異なります
インターネット経由の買い物で多用されるようになったプリペイドカードだが、買い物そのものが気軽に行えても、肝心のカードの入手に苦労するようでは本末転倒。まとめ買いをした時の紛失・無駄遣いリスクを考慮すると、必要分+α、あるいは一定額だけを購入し、足りなくなったら買い足す利用スタイルが主になる(まさに「おサイフケータイ」と同じ)。それらの観点から見れば、身近に存在し営業時間も長い小売店舗のコンビニで、プリペイドカードが購入できるのは便利といえる(プリペイドカード使用のネット通販向けのATMと考えれば良い)。
また、自分の好きなデザインを「自分で」「手軽に」選べるのもポイントが高い。湯水のように使う場合ならともかく、しばらく手元に残しておく場合には、それなりに自分の気に入ったデザインのものを選択したくなるし、知人などへのプレゼントにあてる際には、このような環境整備は嬉しい話。
情報端末の多機能化同様に、「ギフトカードモール」の周辺にお客の流れが滞留しかねないことや、利用客・店員側の利用方法に関する周知啓蒙が欠かせないなど、ハードルはいくつか想定しうる。しかし少なくともiTunes Cardやニンテンドープリペイドカードを、店員にわざわざ尋ねることなく、「ギフトカードモール」から選んでレジに運べば買えるだけでも、面倒が無くて助かる人も多いに違いない。
スポンサードリンク