女性の「買いたいものはネットで検索」歳を経るほど減る傾向
2011/07/24 07:23
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![ネットで買い物下調べ](https://www.garbagenews.com/img11/gn-20110719-17.gif)
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今調査は2011年2月から4月にかけてアジア太平洋・ヨーロッパ・ラテンアメリカ・アフリカ・北アメリカなどの21か国で、18歳以上の女性約6500人を対象に行われたもの。調査方式は先進国ではオンライン、新興国ではオンライン以外に会場調査、訪問調査も混在している。日本はオンライン調査・299人を対象に、同年2月25日から3月2日にかけて実施されている(今件結果は日本からの集計のみを元にしたものである。また「オンライン調査」であることに留意が必要となる)。
何らかの商品やサービスを調達したい時に、大抵においては直接すぐに購入(手配)をするのではなく、他人に聴いたり雑誌で調べたり、あるいはインターネットで検索して情報収集をする。それではその「事前調査」のうち、インターネットでの検索について、調査母体はどのような姿勢を示しているだろうか。全体では85%が「ネットで検索、いいよね・ありだよね」と賛意を示している。
![↑ 「買いたいものはインターネットで検索する」](https://www.garbagenews.com/img11/gn-20110719-16.gif)
↑ 「買いたいものはインターネットで検索する」
肯定派を青系統・否定派を赤系統で着色したが、ひと目で「歳を経るほど肯定派が減り、否定派が増えて行く」のが分かる。特に65歳以上は賛成派が3/4程度に留まり、反対派が15%にも達している。
注意してほしいのは(前述の通り)今件がインターネット経由による調査であること。「自分にはインターネットへのアクセス環境が無いので、ネット検索で購入商品の事前調査を行う事には賛同できない」という理由は(原則として)ありえないことになる。インターネットでのモノ調べ、商品購入の際の事前調査の好き嫌い・検索行動起因が、アクセス環境の有無だけではなく、年齢によるインターネットへの信頼度・傾注度に少なからぬ影響されていることが推測できる。
ポジティブに考えれば「それでも65歳以上でも3/4もの人が、商品購入前のネット検索には賛同している」と見ることもできる。しかし今後の日本における消費傾向・富の偏在を考慮すれば、この残り1/4をいかに減らしていくかが、消費を活性化する一つのカギとなるのかもしれない。
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