ローソンの「プレミアムピンクグレープフルーツと グァバのロールケーキ」
2011/07/12 12:25
「Garbage Shot」第百五十九回。今回は先に【プレミアムロールケーキシリーズの最新作はクリーム部分が三層仕立ての「プレミアムピンクグレープフルーツと グァバのロールケーキ」】で紹介した、[ローソン(2651)]で2011年7月12日から発売を開始している、スイーツブランド「Uchi Cafe' SWEETS(ウチカフェスイーツ)」の「プレミアムピンクグレープフルーツと グァバのロールケーキ」。同社の「ロールケーキ」シリーズでは第18弾の商品。
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今回はいつも通り、いきつけのローソンに足を運び、この新作ロールケーキを確認。早速調達する。
↑ プレミアムピンクグレープフルーツと グァバのロールケーキ
商品棚の上のプレートを見ると何か色々と書いてある。前回の「プレミアムレモンとレアチーズのロールケーキ」と同じ「お願い!ランキング」というテレビ番組で「ウチカフェスイーツ」の面々が紹介されたとの話が書いてあるが、ランキングは前回のまま。当然今回の「プレミアムピンクグレープフルーツと グァバのロールケーキ」は載っていなかった。残念。
今回は以前の「プレミアム宇治抹茶と黒胡麻のロールケーキ(丹波篠山産黒豆入り)」同じアルミ製パッケージ。品質保全のためということだが、「アルミ製パッケージ」に何となく高級感を覚えるのは当方だけだろうか。
喜び勇んで自宅に戻り、買物袋から出してみる。
↑ プレミアムピンクグレープフルーツと グァバのロールケーキ
今回の「プレミアムピンクグレープフルーツと グァバのロールケーキ」でもパッケージ写真からお分かりの通り「価格表記が無い」。これは専門店のスイーツのような見た目にするためのもの。代わりに価格を陳列棚のネームプレートなどに明記してある。商品に値札をつけず、プレゼントなどへの配慮を行うスタイルはローソン側の配慮、ターゲットとする顧客層の拡大の模索、さらには間接的な商品の活用方法の提案の動きといえる(キャンペーンのシールが貼ってあるが、これは容易にはがせる)。最近ではローソンは今件ロールケーキも含め【ローソンの提案型スイーツ「夏コレクション」はアジアンスイーツ揃い】にもあるように高級志向な提案型スイーツシリーズの展開を始めていることもあり、「コンビニスイーツの枠を超えたスイーツ」への挑戦を続けているようにも見える。
スペックは、重量が正味85グラム、厚さ25ミリ・直径90ミリ。内部のクリーム部分は直径60ミリほど。栄養成分はカロリーが204Kcal、脂質14.3グラム、ナトリウム43mg。思ったよりもカロリーが少ない。
製造元は毎度おなじみの【コスモフーズ】。【商品一覧】を見たが、通常ならすでに掲載されているはずの概要・コメントが前回同様に見つからない。最近は担当するスイーツの種類が増えてきたので、全部を細かく紹介する余裕がないのかもしれない。商売繁盛で忙しいのは良いことだ。
袋を開けて中身を取り出すと、容器の中にさらに薄いビニール製のカップが用意されていて、その中に「プレミアムピンクグレープフルーツと グァバのロールケーキ」が顔をのぞかせる。グレープフルーツ特有のやや酸っぱめな、前回のレモンとはまた違う甘い香りが鼻をくすぐる。
100円ショップやスーパーなどで普通に売っている太巻きのロールケーキは、あくまでもスポンジケーキがメインの素材。クリームは巻かれたケーキの間に入っている「つなぎ」「接着剤」ともいえる。しかしこの「プレミアムロールケーキ」シリーズは、普通のロールケーキと表現するより、「スポンジケーキで包んだ、たっぷりの生クリーム」という言い回しがよく似合う。それだけクリームの立ち位置が強い。スポンジ生地は添え物、クリームをメインディッシュとして展開するための、しかしそれゆえに大切な脇役ともいえる。
今回の「プレミアムピンクグレープフルーツと グァバのロールケーキ」もまた、その立ち位置は変わらない。最近では特にコンビニ系列のお店では、「ロールケーキ」といえば太巻きのではなく、この「スポンジケーキで包んだ、たっぷりの生クリーム」的なロールケーキが代表格とすらなりつつある。それだけこのスタイルが浸透したのだな、と再確認させられる。
↑ プレミアムピンクグレープフルーツと グァバのロールケーキ
肝心の味わい。「プレミアムロールケーキ」シリーズではグレープフルーツそのものが初めての素材となるが、それだけに独特かつ新鮮味のある酸っぱさがクリームの甘さを強調するようで、非常に面白い味わいを演出している。さらに間にグァバソースが挟み込まれていることで、グレープフルーツの酸味・苦味と生クリーム自体の甘味に、控えめな甘さが加わり、全体としてちょうど良いバランスを形成している。さらには初めからグァバソースが混じっているのではなく、クリームに挟まれているため、スプーンなどですくって口にすると、最初は別々の味わいが口内に伝わり、それが混じり合って新たな甘酸っぱさをかもしていくという楽しみ方もできる。グレープフルーツという果物の味の、新たな楽しみ方を知った感すらある。
↑ こんな感じでスプーンですくって食べるわけだ。すくって削られた本体側のクリームが、三階層になっているのが分かるだろうか
価格は230円と、既存の「プレミアムロールケーキ」と比べてやや高め。「グァバソースを挟み込む工程は手間がかかり、通常のロールケーキの約3倍の工程が必要です」とあるので、工程分は致し方あるまい。グレープフルーツで無いと堪能できない、あの独特の酸味をロールケーキで味わいたい人には、一度はチェックをして欲しいアイテムといえよう。
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