【更新】女性が感じるケータイの「こんな機能要らない」
2011/06/30 06:34


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今調査は2011年6月14日-16日に同社の無料メール転送サービス「CLUB BBQ」の会員のうち、携帯電話を所有する女性に対して行われたもので、有効回答数は968人。年齢階層比は20代10.8%・30代45.1%・40代44.0%。
「集約型統合情報端末」とすら表現できるように、昨今の携帯電話・スマートフォンには多種多様な機能がついている。携帯電話を購入した際に付属する説明書の厚さは数センチに達し、機能すべてを覚えようとすれば、暗記しきる前に新しい機種が出てしまいそうなほど。
それではその「機能てんこ盛り」状態に対し、「この機能を使う事は滅多にない」言い換えれば「この機能は無くてもいいのではないか」と感じるものはあるのだろうか。今件調査母体では8割強の人が「使う頻度は低い機能がある」と回答した。

↑ 携帯電話(従来型・スマホ問わず)についているが、使用する頻度は低いと感じる機能はあるか(女性・携帯所有者限定)
相当数の人が「必要以上の多機能性」を覚えていることになる。
それでは具体的に、どのような機能が「使う事は滅多にない」≒「無くても良いのではないか」と感じているのか。全般的には「ブルートゥース」「おサイフケータイ」「音楽プレイヤー」「ワンセグ」までが(「低い機能がある」と回答した人の)過半数の同意を得ている。

↑ 携帯電話(従来型・スマホ問わず)についているが、使用する頻度は低いと感じる機能(複数回答、女性・携帯所有者で「使用頻度が低い機能がある」と回答した人限定)
回答者は全体の81.0%なのでそれを乗じると、「ブルートゥース」「おサイフケータイ」の2機能が「携帯電話保有女性全体の過半数が『あまり使わない』『無くても良いのでは』」と認識していることになる。とりわけスマートフォンにおいて「おサイフケータイ機能を搭載すれば販路は大きく広がるに違いない」と考えているメーカーにしてみれば、少々残念な結果ともいえる。
また、グラフ中の矢印で示しているように「おサイフケータイ」「ワンセグ」「インカメラ」は若年層ほど、「GPS」「赤外線通信」はシニア層ほど、強く必要性を感じていないことも分かる。シニア層は携帯電話のデジカメ機能を多用するので理解はできるが、「おサイフケータイ」や「ワンセグ」はやや意外というところ。
ともあれ、携帯電話は便利なことこの上ないが、多機能のみが全面的に好まれている……という限りではないことは、改めて認識しておいた方がよいだろう。
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