ある人は懐かしさ、ある人は目新しさを感じる文房具

2011/06/26 19:30

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Floppy Disk Sticky Note先日【押されてはじめて存在価値が生じるものと一緒になったホッチキス】で掲載したように、【頭の体操も出来そうな「付せん」】などのような、身近な文房具などを発想の転換で楽しいアイテムに変えた品々を販売しているオンラインストア【suck uk】の中から、気になるアイテムたちを紹介している。今回は多くの人が懐かしさや哀愁、そして別の人は初めて見る形状に目新しさを覚える、センスのある文房具だ(【Floppy Disk Sticky Note】)。



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↑ Floppy Disk Sticky Note
↑ Floppy Disk Sticky Note

比較的形状を自由にできるため、アイディアを色々と盛り込むことができるのが付せん・メモパッドの特性の一つ(【内容よりも姿形に目が留まる付せんたち】が好例)。今件もその例にもれず、形で勝負に出たタイプの一品。その形はズバリ「3.5インチのフロッピーディスク」。サイズは95×90ミリ、50枚重ねのものが3セット入っており、価格は7.5ポンド(970円)(ちなみに日本でも『楽天市場で購入可能(Floppy Disk Sticky Note)』)。

念のために説明しておくと、フロッピーディスクとは一昔前にパソコン用の記憶媒体として用いられていたもので、パソコン本体には単体あるいは複数の、フロッピーを差し込むフロッピーディスクドライブ(FDD)が用意されていた。1枚あたりの記憶可能な容量は1M(メガ)バイト前後(1G(ギガ)バイトでは無い)。個人向けのものとしては同じ容量でもう少し大きめの5インチタイプもあったが、後半期は3.5インチタイプのが多用されることとなった。今や1GB程度なら数百円のUSBメモリで収録できる今からすれば、考えられないような容量ではあるが、確かにこのような媒体が普及した時代が存在した。


↑ ちょっとしたメッセージを添えて、あらゆる場面で
↑ ちょっとしたメッセージを添えて、あらゆる場面で

少々長めのパソコン利用歴を持つ人なら、必ずや書庫なり昔の周辺機器入れにまとまった枚数が納めらているであろう、3.5インチフロッピーディスク。この形状をそのまま模して創られたのが「Floppy Disk Sticky Note」。ディスクのラベル部分がそのままメモを書く場所となっていて(もちろんその他の部分も材質は紙だから書き込むことは可能)、自由にメモをしたためたあと、色々な場所に貼りつけることができる。

シールのかすれ部分も再現しかもよく見ると、白のタイプはシールがキレイに貼られているものの、ピンクは右下がややかすれはげ落ち、黄色は同じく右下が少しだけめくれてしまっている。確かにフロッピーディスクのラベルシールはしょっちゅうはがれたりめくれてしまったものだが、何もそこまで再現しなくても……と、昔を懐かしみつい微笑んでしまう。

単純にメモパッドとしての使い心地は並程度でしかないが、アクセントを持つツールとしては十分以上の価値がある。ディスクを知っている、使った経験のある人なら当時を懐かしみ、使ったことが無い人なら逆に新鮮味を覚えつつ使いこなせるに違いない。



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