文字だけでなく形で意志表示が出来る「付せん」

2011/06/14 07:17

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 ハンディノート以前【行動計画表とホワイトボードと付せんとメモ書き】のような具体的活用法を記事にしたが、本を読む際のしおり代わり、あるいはフラッシュアイディアや「後でやらねばならないこと」を覚え書きしておく時のメモ代わりなど、ビジネスの場はもちろん日常生活でも重宝する文房具「付せん」。のりつき付せんの代表商品「ポスト・イット」や面積が大きめな「メモパッド」がほぼ同意の言葉となっているが(ただし「メモパッド」には裏面にのりが無いこともある)、ともあれ日常生活には欠かせないアイテムの一つであることに違いは無い。一方でそのデザインの応用性の高さから、【内容よりも姿形に目が留まる付せんたち】など、多種多彩でクリエイティブなものが世にお披露目されている。今回紹介するのもその類のもので、書き連ねる文章だけでなく、形を変化させることでさらなるメッセージ性を創生させる、「なるほど」と感心させてくれる付せんである。



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↑ HANDY NOTES
↑ HANDY NOTES

これはイギリスのオンラインストアで【販売中の「HANDY NOTES」】で、価格は7.50ポンド(980円)。サイズは123×110ミリで90枚入り。紙の材質や裏にノリがあって貼りつけられるという点では他の付せんと変わらないが、唯一違うのは手のひらの形をしていること。商品名を「ハンディノート(ツ)」とそのまま音読みすると手のひらサイズの小型ノートのように思えてしまうが、そうではなくて言葉通り「手のひらの形のノート(付せん)」なわけだ。

もちろん手のひら部分に色々なメモを書き込んでそのまま使うもできる。しかし「HANDY NOTES」が真の威力を発揮するのは、その形をゼスチャーのように使いこなす場面。

↑ 指の部分を色々といじって……
↑ 指の部分を色々といじって……

一番分かりやすいのはピースサイン、そして人差し指を使って方向を指し示すやり方だろうか。メッセージを書き込んだら必要な指を残して後は折り曲げ、そしてしかるべき場所にぺたり。単なる文章以上に分かりやすいメッセージ性を相手に与えてくれる。

↑ 「コンサートは火曜日の夜8時半からだよ」に「やったね」的な印象が付加される
↑ 「コンサートは火曜日の夜8時半からだよ」に「やったね」的な印象が付加される

ごく普通のメッセージを伝えたり、単なる覚え書きなら通常の四角い付せんで事が足りる。一方で言葉はもちろんそれ以外の手法でも自分の感情、相手への想いを伝えたい時(つまりメッセージの対象が自分自身ではなく第三者な場合)、この「HANDY NOTES」は遺憾なく威力を発揮する。

ちょっとした工夫ではあるが、使い方次第で通常の付せんの何倍にも使い道が広がることになる。その発想力に頭の下がる思いをさせられる一品と言えよう。



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