ローソンの「プレミアムレモンとレアチーズのロールケーキ」
2011/06/10 07:01
「Garbage Shot」第百五十八回。今回は先に【ローソンのプレミアロールケーキ、最新作は「プレミアムレモンとレアチーズのロールケーキ」】で紹介した、[ローソン(2651)]で2011年6月7日から発売を開始している、スイーツブランド「Uchi Cafe' SWEETS(ウチカフェスイーツ)」の「プレミアムレモンとレアチーズのロールケーキ」。同社の「ロールケーキ」シリーズでは第17弾の商品とリリースには記されている。
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今回はいつも通り、いきつけのローソンに足を運び、この新作ロールケーキを確認。早速調達する。
↑ プレミアムレモンとレアチーズのロールケーキ
商品そばのプレートを見ると何か色々と書いてある。レジのところに詳しい説明があり、「お願い!ランキング」というテレビ番組で、発売日直前の6月4日に紹介されたとのこと。最近コンビニスイーツ系でこういったのが多いな、とつくづく実感。
↑ 今回のプレミアムレモンとレアチーズのロールケーキの姿も確認できる
今回は以前の「プレミアム宇治抹茶と黒胡麻のロールケーキ(丹波篠山産黒豆入り)」のようなアルミ製でのパッケージではなく、中身が見えるタイプ。レモンのスライスが目立つので、透明の方が見栄えがしてマル。
早速自宅に戻って買物袋から出してみる。
↑ プレミアムレモンとレアチーズのロールケーキ
今回の「プレミアムレモンとレアチーズのロールケーキ」でも写真からお分かりの通り「価格表記が無い」。これは専門店のスイーツのような見た目にするためのもの。代わりに価格を陳列棚のネームプレートなどに明記してある(右写真参照)。商品に値札をつけず、プレゼントなどへの配慮を行うスタイルはローソン側の配慮、ターゲットとする顧客層の拡大の模索、さらには間接的な商品の活用方法の提案の動きといえる(キャンペーンのシールが貼ってあるが、これは容易にはがせる)。最近ではローソンは今件ロールケーキも含め【ローソンで期間・数量限定の提案型スイーツシリーズ「春コレクション」展開へ】にもあるように高級志向な提案型スイーツシリーズの展開を始めていることもあり、「コンビニスイーツの枠を超えたスイーツ」への挑戦を続けているようにも見える。
スペックは、重量が正味80グラム、厚さ25ミリ・直径90ミリ。内部のクリーム部分は直径60ミリほど。栄養成分はカロリーが235Kcal、脂質16.3グラム、ナトリウム105mg。
製造元は毎度おなじみの【コスモフーズ】。【商品一覧】を見たが、通常ならすでに掲載されているはずの概要・コメントが見つからない。やや残念。
袋を開けて中身を取り出すと、容器の中にさらに薄いビニール製のカップが用意されていて、その中に「プレミアムレモンとレアチーズのロールケーキ」が顔をのぞかせる。香りはかすかだがレモン特有の甘酸っぱい、そしてさわやかなもの。
100円ショップやスーパーなどで普通に売っている太巻きのロールケーキは、あくまでもスポンジケーキがメインの素材。クリームは巻かれたケーキの間に入っている「つなぎ」「接着剤」ともいえる。しかしこの「プレミアムロールケーキ」シリーズは、普通のロールケーキと表現するより、「スポンジケーキで包んだ、たっぷりの生クリーム」という言い回しがよく似合う。それだけクリームの立ち位置が強い。スポンジ生地は添え物、クリームをメインディッシュとして展開するための、しかしそれゆえに大切な脇役ともいえる。今回の「プレミアムレモンとレアチーズのロールケーキ」もまた、その立ち位置は変わらない。
↑ プレミアムレモンとレアチーズのロールケーキ
肝心の味わい。レアチーズを用いたロールケーキは以前「プレミアムレアチーズロールケーキ」で紹介したが、それ同様にチーズのコクとレモンのさわやかさ、甘酸っぱさがよく合い、口当たりの良さを演出している。当然一連のシリーズの最大の特徴である「特製クリーム独特の、舌をふんわりと包み込むような優しい食感」もそのまま。さらにレモンのスライスがやや強めの酸味のアクセントを口の中に広がらせるため、それを食した後のクリームの甘味が一層強調される。レアチーズクリームを用いているが、チーズ特有の自己主張が抑えられ、互いが軽やかなハーモニーを奏でているような味わいを覚えることができる。
↑ こんな感じでスプーンですくって食べるわけだ
価格は210円とやや高め。レモンのスライスを入れる工程や、その他色々と事情を考えるとこれも致し方ないかな、という感はある。なによりレアチーズを使っているのにも関わらず、やもするとありがちな「あとを引くチーズ感」が無く、さっぱりといただけたあたりが好感触。レモン系のスイーツが好みの人にも、一度は食してもらいたい一品だ。
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