ツイッターで併用されている画像共有サービスのシェア
2011/06/04 06:49


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同社が2011年5月30日におけるツイッター上の計1.7億ツイートほどを分析した結果が次のグラフ。リンクなしのテキストのみが約85%、何らかのリンク付き文章が14.9%。そのうち、画像を指し示すリンクだったのが全体比で1.25%・212.5万ツイートだったとのこと。

↑ 2011年5月30日のツイッター上での投稿傾向(計約1.7億ツイート、Sysomos計測)
「画像付きのツイートは1/50にも満たない」と見るのか、「毎日200万以上もの画像がツイートされているのか」と見るのか、判断はさまざま。しかし少なくともそれだけ多くの画像共有サービスが使われていることに違いは無い。
そしてその画像共有サービスの具体的な利用先分布は次の通り。半数近くが【twitpic】、次いで【yfrog】が多用されている。

↑ 2011年5月30日に画像付きでツイートされた際の利用画像サービス(計212万5000ツイート、Sysomos計測)(※その他の種類は省略されている)
それぞれのサービスは単独で画像、あるいはさらに動画などマルチメディアデータの共有を行うコミュニティを形成している。しかしツイッターと連動した使い方をする・されることで、個々のサービスは新規流入者を期待でき、利用者間のコミュニケーション・ラインを増やせる。
せっかくなので、「1日の画像付きリンク投稿数」と「画像サービス比率」から、各画像サービスにおけるツイッター上での利用件数概算をグラフ化しておく。

↑ 2011年5月30日に画像付きでツイートされた数(利用画像サービス別、万件、Sysomos計測値を基に概算)
例えばTwitpicには、毎日10万件近いアクセスがツイッターから流入していることになる。他人が投稿した、あるいは自分が過去に投稿した既存画像を単純にリンクした場合も少なくないが、一定比率で「ツイッターで披露するために、直前にTwitpicへ投稿した」という人もいる。そのパターンを考えると、ツイッターの後押しで少なからぬ投稿が、Twitpicをはじめとする各画像投稿サイトに投じられていることは疑う余地が無い。
今後ツイッター公式版の画像投稿機能が浸透すれば、必然的にこれらの外部投稿サービスは使われなくなる。繰り返しになるが、すでに個々の共有サービス内では強固なコミュニティが形成されているので、「ツイッター経由のサービス利用者が減少する」「共有サービスも衰退する」という図式にはならないはず。ただし今後はこれまでとは違った方向性、サービスの拡充が求められることになるだろう。
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