お弁当のおかず、何品かな?
2011/05/28 12:00
[マルハニチロホールディングス(1334)]は2011年5月25日、お弁当に関する調査結果を発表した。それによると調査母体(週一以上でお弁当を作る女性)においては、お弁当のおかずの平均品数は4.2品であることが分かった。作り手の歳が上になるほど品数も増えていく。また、作る相手別では自分向けのお弁当が一番品数が少なく、配偶者、子供向けの順に増える傾向が確認されている(【発表リリース、PDF】)。
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今調査は2011年5月10日から13日にかけて「お弁当を週一以上の割合で作る」20-59歳の女性に対して携帯電話を使ったインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。年齢階層比は20代・30代・40代・50代で均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。
昨今では節約志向などを受けて昼食を持参した弁当にする人も増えている。当然配偶者や保護者に、お弁当の用意をお願いする機会も増える。一方家事を預かることが多く、必然的にお弁当を作る機会が増える女性からすれば、お弁当のおかずをどのようなものにするか、何品揃えるかは頭痛の種となる。
今調査母体でお弁当のために用意するおかずの品数を聞いたところ、平均では4.2品となった。ご飯やパンといった主食に、おかず約4品が普通なスタイルというところか。
↑ お弁当1個あたりに用意するおかずの平均的な品数
↑ お弁当1個あたりに用意するおかずの平均的な品数(世代平均)
世代別にみると20-30代は3-4品が、40代では4品、50代では5品がボリュームゾーンとなっている。お弁当を作る対象が子供にしても配偶者にしても自分自身にしても、歳を重ねるにつれてお弁当の作りがていねいなものとなり、あるいはたくさんのおかず作りをこなす「技」を覚えていくのだろう。あるいは長期間保存できる「作り置きおかず」にも長けているのかもしれない。
今データを視点を変え、「誰のために作っているお弁当か」で見ると、違った動き、女性の想いがすけて見えてくる。
↑ お弁当1個あたりに用意するおかずの平均的な品数(相手別)
↑ お弁当1個あたりに用意するおかずの平均的な品数(相手別)(世代平均)
自分自身のお弁当のおかずでは平均が4.0品。3-5品がボリュームゾーン。これが配偶者になると4.4品・4-5品、子供向けだと4.6品・4-5品となる。特に子供向けのお弁当はおかずの種類が多く、5品以上で限定してもほぼ半数の50.1%に相当する(自分自身は34.1%、配偶者は46.2%)。自分向けのお弁当は比較的シンプルに。そして配偶者、さらには子供向けのお弁当は少しでもおかずの品数を増やして、充実した食事を楽しんでほしいとする、女性陣の気持ちがそのまま数字となって表れている。
食べる側からすれば、そりなりの品数が揃っていた方が、フタを開けた時の喜びも増すというもの(現金といわれればそれまでだが)。もちろん単純におかずの品数が多ければよいというものではない。作り手の気持ちを十分堪能しながら、ひと品一品をかみしめていただくようにしよう。
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