インターネット利用時の端末の種類(2010年分反映版)
2011/05/27 06:36
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今調査の調査方法・調査対象母集団は先の【光回線さらに浸透・半数を超える-自宅パソコンのネット接続回線の種類(2010年分反映版)】ですでに解説ずみ。詳しくはそちらを参照のこと。
最新版「通信利用動向調査」によると、2010年12月末時点のインターネットの普及率は78.2%・利用者人口は9462万人に達している。なおこの調査結果における「インターネット利用」とは、6歳以上で、過去1年間にパソコン・携帯電話・PHS・ゲーム機などあらゆる端末でインターネットにアクセスした経験があるか否かのみで判断している。アクセス対象の機器を自分が保有しているか否か、利用目的が私的・仕事上・学校の学習用であるかなどは一切問われていない。要は「インターネットカフェで、備え付けの端末でネットサーフィンをした」「DSでインターネットブラウザを使ってアクセスした」でも「利用者」に該当する。
![インターネット利用者数及び人口普及率の推移(個人)](https://www.garbagenews.com/img11/gn-20110524-14.gif)
↑ インターネット利用者数及び人口普及率の推移(個人)(再録)
それではどれだけの人が、どの端末を利用してアクセスしたのだろうか。ここでは利用端末を
・モバイル……携帯電話、PHS、PDA含む(タブレット機もこの区分に該当)
・ゲーム機・テレビ等……インターネット接続可能なゲーム機、インターネットテレビなど
の3つに区分し、それぞれのデータを抽出した。まずは重複の場合も含め、その端末を使っているか否かで見た利用者数。パソコン経由が一番多く、8706万人。全体が9462万人だから、92.0%という計算になる。
![↑ インターネットアクセスの際の、単純な3区分における端末種類(個人・2010年末)(万人)](https://www.garbagenews.com/img11/gn-20110524-16.gif)
↑ インターネットアクセスの際の、単純な3区分における端末種類(個人・2010年末)(万人)
モバイル端末経由は7878万人。インターネット利用人口が9462万人であることを考えると、多くの人が少なくともパソコン・モバイル併用であることがうかがえる。
そこで次に、「パソコン(P)」「モバイル(M)」「ゲーム機・テレビ等(G)」をそれぞれ使っているか否かで区分し、それぞれのインターネット利用人口をグラフ化したのが次のグラフ。例えば「P:○、M:○、G:×」なら「パソコンとモバイルは使っているが、ゲーム機などは使わないでインターネットにアクセスしている人の数」ということになる。
![↑ インターネットアクセスの際の利用端末(重複要件区分)(万人)(2010年末)(P:パソコン、M:モバイル、G:ゲーム機・テレビなど)](https://www.garbagenews.com/img11/gn-20110524-17.gif)
↑ インターネットアクセスの際の利用端末(重複要件区分)(万人)(2010年末)(P:パソコン、M:モバイル、G:ゲーム機・テレビなど)
一番多いのは「パソコンとモバイル併用」のパターンで6495万人。次いで「パソコンのみ」が1509万人。興味深いのは「モバイルのみ」で、これが744万人存在する計算になる。「パソコン・モバイル・ゲーム機すべて併用」は630万人。さすがにゲーム機やテレビでのみインターネットにアクセスしている人はほとんどいなかった。
![携帯インターネット](https://www.garbagenews.com/img10/gn-20100726-09.jpg)
しかも昨年の記事で指摘したように、「モバイル=携帯電話」の時代から、今や「モバイル=携帯電話+スマートフォン+タブレット機」に移行を果たしつつあるのはご承知の通り(携帯電話にスマートフォンも含める考え方・表現方法もあるが)。今後はモバイル周りの人数がさらに増え、関連する項目の比率も増加していくに違いない。
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