間食のプラス面とマイナス面、女性に顕著なジレンマ

2011/05/20 06:32

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ジレンマDIMSDRIVEは2011年5月11日、「間食」についての調査結果を発表した。それによると調査母体においては、「間食」のプラス面として考えている事柄は「気分転換」「お腹が満たされる」「リラックスできる」などが上位についた。一方マイナス面では「カロリー過剰摂取」「太りそう」など肥満への心配が強い。そして双方とも女性の回答率が男性より高く、女性が強いジレンマを抱えながら間食を口にしていることがうかがえる(【発表リリース】)。



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今調査は2010年7月2日から8月5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は6720人。男女比は53.5対46.5、年齢階層比は10代0.7%・20代10.1%・30代30.2%・40代33.1%・50代17.4%・60歳以上8.5%。

【毎日間食3人に1人、女性は男性の2倍以上】でも触れているように、普段間食をする人は9割、ほぼ毎日間食する人も1/3ほどに達している。そして圧倒的に男性よりも女性の方が「間食度」が高い。

↑ あなたは普段間食をしますか(朝食・昼食・夕食以外)
↑ あなたは普段間食をしますか(朝食・昼食・夕食以外)(再録)

↑ あなたは普段間食をしますか(朝食・昼食・夕食以外)(週1以上率)
↑ あなたは普段間食をしますか(朝食・昼食・夕食以外)(週1以上率)(再録)

それでは間食に対し、どのようなメリットを感じているのだろうか。事実か否か、科学的に証明されているかどうかは別として、回答者自身が実感している、信じていることを回答してもらったのが次のグラフ。トップは「気分転換になる」で53.0%、次いで「お腹が満たされる」が47.7%、「リラックスできる」が37.7%の順となっている。

↑ 間食についてプラス面は(複数回答)
↑ 間食についてプラス面は(複数回答)

食物を口にするのだから「お腹が満たされる」のは当然の話だが、「気分転換」「リラックス」「疲労回復」「リフレッシュ」など、精神面での効用を挙げている人が多いのが分かる。ロールプレイングゲームで例えれば「MP(マジックポイント)の回復」、あるいは気持ちを切り替えるアイテムといったところか。

また、多くの項目で青色よりもオレンジ色の棒が長い、つまり男性よりも女性の方が強いプラス面を覚えているのが確認できる。上のグラフにもある通り、女性は男性よりも間食を好む傾向があり、それを裏付ける形となっている。つまり「メリットを強く感じているから間食を頻繁に行う」あるいは「間食を正当化する理由を強く抱いている」ことになる。

プラス面は主に精神的なメリットを得られるということだが、マイナス面はどうだろうか。トップは「カロリー過剰摂取」、第二位には「太りそう」が付き、身体的な面を挙げる回答が上位についている。

↑ 間食についてマイナス面は(複数回答)
↑ 間食についてマイナス面は(複数回答)

特に上位二項目は他の項目に比べて得票率が高く、とりわけ女性は7割以上が認識しているのが分かる。女性は間食について精神的なメリットを確証しつつ、身体的なデメリットにおびえるという、「間食のジレンマ」を抱えながら、それでも誘惑に負けて頻繁に間食をとってしまう……という様相が思い浮かばれる。

逆にいえば、メリット面を伸ばし、デメリット面を小さくしたお菓子を開発できれば、特に女性には大いに受けることになる。美味しさや見た目のかわいらしさ、食べやすさなどの要素も重要だが、それ以上に女性の心理のツボをついたものとなるに違いない。



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