間食代表はスナック菓子、チョコやアイス、せんべいも人気
2011/05/19 12:10
DIMSDRIVEは2011年5月11日、「間食」についての調査結果を発表した。それによると調査母体のうち約9割を占める「間食をする人」が、もっともよく食べているのは「スナック菓子」だった。過半数の人が「よく食べる」、そして2割の人が「一番良く食べる」と回答している。上位には「チョコレート類」「アイス類」「せんべい」など、お馴染みのお菓子達が並び、パンやうどん、おにぎりのような食事系のものは少数意見に留まっている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年7月2日から8月5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は6720人。男女比は53.5対46.5、年齢階層比は10代0.7%・20代10.1%・30代30.2%・40代33.1%・50代17.4%・60歳以上8.5%。
中には健康その他の理由で朝食を抜く人もいるが、多くの人は一日三食、朝昼晩に食事を取る(【平日と休日の食事時間帯】)。一方でその「常食」以外に小腹がすいた、口元がさみしい、眠気覚ましなど多種多彩な理由から、食事(夜食のようにそれなりに大げさなもので無く、単にお菓子をはじめとしたちょっとした食品を口にすることも含む)を取る「間食」をしている人も少なくない。今調査母体でも頻度はともあれ「間食をする人」で区切ると、9割近い人が該当する計算になる。
↑ あなたは普段間食をしますか(朝食・昼食・夕食以外)(再録)
それではその間食では、具体的に何を食べているのか。よく食べるものを複数回答で答えてもらったのが次のグラフ。「スナック類」がもっとも多く55.1%、次いで「チョコレート類」が50.6%。ここまでが過半数で、いわゆる「三時のおやつ」の定番アイテムといえるものが並んでいるのが分かる。
↑ 間食の際に良く食べるもの(間食する人限定、複数回答)
その他にも「アイス類」「せんべい」が4割強を占めており、この上位4種類が「間食四天王」と見ることが出来る。
一方冒頭でも触れたが、「パン類」「麺類」「ご飯類」などの主食・食事系(朝昼夕の食事に出されても違和感の無い食品)は少数派に留まっている。夜食などで食べる、出される機会・自ら作る機会はあっても、「よく食べる」ほど頻度は高くない、ということ。
それでは「よく食べる」の中で「一番」よく食べるものを一つ選ぶとなると、どの食品が選ばれるだろうか。当然と言えば当然だが、単なる「よく食べる」の回答率がもっとも高かった「スナック菓子」が「一番良く食べる」間食の食品としても最上位についた。その数、20.2%。間食をする人の5人に1人は「スナック菓子を一番よく食べるヨ」と回答している。
↑ 間食の際に一番良く食べるもの(間食する人限定、単一回答)
興味深いのは、いくつかの項目で順位の入れ替えが起きていること。例えば「せんべい」が上位に繰り上がり、「アイス類」が差し替えとばかりに下位に落ちている。また「ガム」や「あめ」が上位に、「洋菓子」「和菓子」が下位に移動している。
これらの食品の傾向を見ると、上位に動いたのは「一口、あるいは少量単位の袋詰めが多数入ったパッケージで販売されている」、下位に移ったのは「少量単位で一商品として販売されている」スタイルのものが多いことが分かる。設問の様式と照らし合わせて考えれば、「せんべいなどは一度買ったあとに容器に移し、少しずつ食していく(ために食する回数が増える)。ガムやあめも買ったものを一度に食べることはせずに、何回かに分けて食する」「アイスやケーキなどは買ってきたら一度に食べきる(ために購入回数≒食べる回数になる)」ため、このような順位変動が起きる。要は、購入回数・食べた量ではなく、食べる回数で「一番か否か」を判断するわけだ。
「一番」の順位変動には多少トリッキーなところもあるが、間食で多くの人が口にしているものがお菓子系で、言葉通り「スナック感覚」で口にされていることに違いは無い。面積が限られ、商品の売れ行きには他の業種以上に敏感なコンビニのお菓子コーナーや、プライベートブランドのラインアップで、どのような間食向け食品が展開・開発されているか。今件結果を思い出しながら、チェックし直してみると面白いかもしれない。
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