好きなおにぎりの具トップの「鮭(さけ)」、ヒミツは世代を超えた人気ぶり
2011/05/12 12:00


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今調査は2010年11月4日から11月18日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万2195人。男女比は54.9対45.1、年齢階層比は10代0.7%・20代8.0%・30代26.0%・40代32.9%・50代19.9%・60歳以上12.5%。
コンビニの食品部門(日配食品)ではお弁当と共に重要な立ち位置を占めるのが「おにぎり」。単価が安く手に取られやすいこと、多種多様なバリエーションを工夫できることなど、商品としてのメリットは数知れない。買い手側からもそのメリットはほぼイコールとして受け止められ、さらに持ち運びが容易で食事量の調整がしやすいのが高ポイント。
今件調査母体では、おにぎりを購入しない人は1割程度。他の9割近くは購入する機会があり、普段はコンビニで買う人が多数を占めている。

↑ おにぎりを普段どこで購入しているか(複数回答)
購入・持ち運びの容易さから、最近では駅ビルなどでおにぎりの専門店が展開される場面もよく見られるようになった。その利用度は結構高いようで、今調査でも1割強の人が利用している。スーパーでの購入比率も4割に近いが、やはりコンビニにはかなわない。いつでもバラエティに富んだおにぎりが買えるメリットは大きく、まさに「コンビニ」の特性にマッチした食品ともいえる。
それではそのおにぎりの具として、何が好まれているだろうか。

↑ あなたが好きなおにぎりの「具」は?(3つまで複数回答)
トップは断トツで「鮭」。半数以上の人が好きと答えている。第二位は「明太子」、第三位は「ツナマヨネーズ」、そして「梅」「昆布」と続くが、鮭の勢いの前にはかすんでしまう。
この「鮭」の回答率の高さには、世代を超えた支持が背景にある。次の図はリリースから引用した「年齢階層・性別の好きな具ベスト5」の順だが、「鮭」がすべての属性でトップか第二位についているのが確認できる。

↑ 男女・年齢階層別「好きな具」ベスト5
「梅」「昆布」も比較的安定しているが、「梅」は若年層での人気が今一つで、「昆布」は若年女性の人気が無い。「ツナマヨ」「明太子」は若年層の人気が高いが、中堅層以上には今一つ。母体全体で換算すると、幅広い世代に受け入れられた「鮭」が抜きんでるのも納得できる。

また「鮭」は別として、おにぎりの具は案外年齢で好みが分かれやすいことも分かる。コンビニは同じ客が利用しやすいことから、売れ筋の商品に重点を置く傾向が強い(例えばOLが多く足を運ぶ店ではサラダを増やすとか)。逆に近所のコンビニに配されるおにぎりの種類をじっと観察することで、そのコンビニのお客の全体像がすけて見えてくる、かもしれない。
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