やはり日本人の朝食にはみそ汁と卵、ですね
2011/04/27 12:00
パルシステム生活協同組合連合会は2011年4月11日、朝食に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち朝食を週一以上で食べる人において、もっとも多くの人がこだわっている朝食のメニューは「みそ汁」だった。次いで「卵料理」「ヨーグルト」の順になっている。また調査母体全体に「朝食に欠かせない、美味しい食品」について聞いたところ、「みそ汁」を肯定する人は6割を超えていた。多くの人にとって朝食にはみそ汁と卵料理は欠かせない、しかも美味しいもので一日のスタートを決めたいという想いがあるようだ(【パルシステム生活協同組合連合会】)。
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今調査は2011年3月22日から23日にかけて携帯電話を利用したインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、年齢階層比は10代から50代の10歳区切りで均等割り当て。調査そのものはネットエイジアが担当した。
時間が無い、ダイエットのために、などの理由で朝食を抜く人も少なくないという話だが、実際のところ朝食をまったく食べない人は(今調査母体では)5%に留まっていた。週一以上の区切りにすると91.4%の人が朝食を食べている計算となる。
↑ 朝食を食べる頻度(再録)
この「週一以上朝食を食べる」人に、どのようなメニューに朝食のこだわりを持っているかを聴いたところ、もっとも多くの人が同意を示したのは「みそ汁」だった。おおよそ1/3の人が「朝のメニューならみそ汁はこだわるヨ」と答えている。
↑ こだわる朝食のメニュー(週一以上朝食摂取者限定、複数回答)
第二位には「卵料理」で3割近く。これにはハムエッグ・ゆで卵・目玉焼き・卵焼きなどさまざまな料理が含まれる。いずれもシンプルで、だからこそ【甘いのとダシ、どちらが好き? 男女で異なるたまご焼きの味付けの好き嫌い】のような「こだわり話」も出てくる。
一方第三位の「ヨーグルト」は、銘柄の違いによるこだわりだろう。昨今では震災の影響で入手が難しい銘柄もあり、「ヨーグルトには違いないのだけど、いつものとは別のなので、何となくしっくりこない」など、いつものヨーグルトに想いを馳せ、あらためてこだわりぶりを再確認した人も少なくあるまい。
上記は「自分自身の朝食」に関するものだが、自分のことだけでなく一般論的な話も含めた「朝食に欠かせない食品その他」について聞いた結果が次のグラフ。こちらもまた「みそ汁」と「卵」に対する同意票が多数を占めている。
↑ 朝食には美味しい●●が欠かせない
肯定派の意見を太線囲み・青系統塗りで記したが、「みそ汁」が6割強、「卵」が5割強、そして「コーヒー」がほぼ同じ5割強という結果が出ている。
興味深いのは「コーヒー」で、「当てはまる」派としては「みそ汁」「卵」に次ぐ立ち位置だが、「非常に当てはまる」のみで見た場合、提示項目中トップの3割近くに達しているのが分かる。嗜好色の強いコーヒーだからこそ、自分自身のこだわりが強く、美味しいものを求めていると考えれば納得できる(朝からマズいコーヒーなど飲もうものなら、一日が台無しになった気分で過ごさねばならなくなる)。
一番上のグラフによれば、週一未満のペースでしか朝食を取らない人は1割近くということになる。抜かねばならない特殊事情があれば話は別だが、「何となく」「時間が無くて」「面倒くさいから」という安易な理由で抜いているのなら、みそ汁と卵、あるいはヨーグルトだけでも食してみてはいかがだろうか。これだけなら時間もさほど取らないし、作るのも簡単。身体の調子も良い方に変化を見せるに違いない。
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