甘いのとダシ、どちらが好き? 男女で異なるたまご焼きの味付けの好き嫌い
2011/04/25 07:03


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今調査は2011年3月22日から23日にかけて携帯電話を利用したインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、年齢階層比は10代から50代の10歳区切りで均等割り当て。調査そのものはネットエイジアが担当した。
朝食で定番的な料理の一つである「目玉焼き」。どのような調味料(の類)をかけて食べるかという問いには、しょう油派が優勢とする結果が出ている。また地域別では「うどんのつゆ」と同様に、味の濃いモノを好む関東の人と、薄味が好きな関西の人の違いが、そのまま「しょう油」「塩コショウ」の回答率に現れているのが分かる。

↑ 焼き上がった目玉焼きにかけるもの(再録)
それでは目玉焼きでは無く普通の卵焼きの場合、どのような味付けが好まれているのだろうか。全体的な結果としては「甘い卵焼き」がトップ、肩を並べる形で「ダシのきいた卵焼き」がついている。

↑ 好きな卵の味付け
男女別で見ると、トップと第二位の位置づけが逆転しているのが分かる。すなわち男性は「ダシ卵」を好む人が多く、女性は「甘い卵焼き」を多数の人が好んでいる。女性がスイーツ好きなのと根は同じなのかもしれない。
一方エリア別で見ると先の「目玉焼き」同様に、味の濃淡に関する趣向の違いが現れている。

↑ 好きな卵の味付け(エリア別)
東日本では甘い卵焼き派の優勢度が大きなものとなっているが、西日本では「ダシ」派が逆転している。これは冒頭の「目玉焼き」と同じく、とりわけ関西方面における「味付けのダシ文化」が強く反映されているものと思われる。
目玉焼きにしても卵焼きにしても、安価で比較的容易に調理できるだけに、食卓に上がる機会は多い。それゆえに、味付けにはこだわりを覚えるというもの。引っ越しをしたり、居住地区の異なる人たちが同居をはじめた際に、卵料理の味付けで不平不満を漏らすという話はちらほら耳にする。
それらも結局、地域の食文化に根差すもの。納得し受け入れるか、自分で工夫を凝らしていきたいものだ。
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