目玉焼き、何かける?
2011/04/25 12:00
パルシステム生活協同組合連合会は2011年4月11日、朝食に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、焼き上がった目玉焼きにつける調味料の類としてもっとも多くの人の支持を集めたのは「しょう油」だった。次いで「塩コショウ」「ソース」がついている。東日本では圧倒的にしょう油派が多いが、西日本では塩コショウ派がかなり健闘しているのが確認できる(【パルシステム生活協同組合連合会】)。
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今調査は2011年3月22日から23日にかけて携帯電話を利用したインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、年齢階層比は10代から50代の10歳区切りで均等割り当て。調査そのものはネットエイジアが担当した。
中には一日二食の方が身体には良い、とする人もいるだろうが、多くの人は一日三食を定期的に接する事で身体の安定を維持できる(入院経験のある人は、病院食の食事配膳ペースを思い出すと良い)。時間が無い、ダイエットのために、などの理由で朝食を抜く人も少なくないという話だが、実際のところはどうなのだろうか。今調査結果では、朝食をまったく食べない人は5%に留まっていた(健康的な食事に興味がある人の割合が高いと推定されるパルシステム利用者では無く、不特定多数を対象とした調査結果であることに注意)。
↑ 朝食を食べる頻度
「毎日必ず」以外は朝食抜きの日があるということだが、それでも比較的高い頻度で朝食をとっていることになる。「土日は起きるのが遅いから、朝食と昼食が一緒になる」というライフスタイルも想定できるので、「週5-6日」までも対象に含めると、大体8割くらいが「ほぼ毎日朝食を取る」人という事になる。また「週一以上」で区切ると、全体では9割以上、一番少ない20代でも9割近くが、週に一回以上は朝食を食べている計算。20代の朝食摂取率がやや低めなのは、やはり「忙しい」「金銭的な余裕」「一人暮らしが多い」あたりが要因だろう。
さて、その朝食で定番的な料理の一つである「目玉焼き」だが、どのような調味料(の類)をかけて食べるだろうか。回答者本人の通常パターンを選択肢の中から一つ選んでもらったのが次のグラフ。全体ではしょう油派が多数を占め、4割を超える結果となった。
↑ 焼き上がった目玉焼きにかけるもの
次点は「塩コショウ」で24.6%。この両派でほぼ7割に達している。さらに「ソース」「何もかけない派」が続く。マヨラーなどは少数派のようだ。
興味深いのは回答者の在住エリアでの違い。東日本では圧倒的に「しょう油」で過半数を超えているのに対し、西日本では1/3しかおらず、「塩コショウ」がかなり健闘しているのが分かる。これはいわゆる「うどんのつゆ」と同じで、味の濃いモノを好む関東の人と、薄味が好きな関西の人の違いが、そのまま「しょう油」「塩コショウ」の回答率に現れたと考えれば納得がいく。
目玉焼きに何をかけるかについては、目玉焼きがシンプルで誰もが食する身近な料理であるだけに、常に論議の対象となっている。結局のところ個人の好み次第ではあるが、このように地域性がはっきり出るあたり、実は奥の深い問題なのかもしれない。
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