「パンに塗る」一番人気はマーガリン
2011/03/19 06:44
マイボイスコムは2011年2月25日、パンに関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうちパンを食べる人においては、パンに何かを塗ったりはさんだりのせる場合、「マーガリンを塗る」人がもっとも多く半数近くに達していた。次いで「バター」「ジャム」「チーズ」の順と続く。中にはマヨネーズやオリーブオイルなどの回答例も少なからず見受けられる(【発表リリース】)。
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今調査は2011年2月1日から5日に欠けてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3315人。男女比は1対1、年齢階層比は10代1%・20代10%・30代29%・40代32%・50歳以上27%。
食パン、惣菜パン、菓子パン、そしてホームベーカリーで作ったお手製のパン。最近では【白米でお米のパンが創れる「GOPAN(ゴパン)」、注文受付を一時見合わせへ】のように、ご飯からパンを創れるベーカリーまで登場している。主食の中では(調理済みの場合)比較的日持ちもすることから、色々な意味で今まで以上に注目を集めているパン。そのパンについて食べる頻度を尋ねたところ、毎日食べている人が約3割という結果が出た。
↑ パンを食べる頻度
「1日3回以上」というのは朝から夜までパン、中にはさらにおやつ時にまでパンを食べることになるのだが、いくらパン好きでもそこまで……という感はある。しかもこの回答者が3%もいるのは驚き。
一方で、週1回未満しか食べない・パンは食べないという人は全体の1割強しかいない。週一以上で食べる人が9割近くであることを考えると、ご飯同様にパンも主食として十分以上に浸透している状況が改めて確認できる。
それではそのパンに、塗ったりはさんだりのせたりするものとしては、どのような具材などが考えられるだろうか。あらかじめ塗ってあるものではなく、自分自身が手を加えるものについて、パンを食べる人に聞いたのが次のグラフ。トップは「マーガリン」、やや数字は落ちるが「バター」「ジャム」「チーズ」など、食パンに塗ることをメインとする食材が続く。
↑ パンにぬるもの・はさむもの・のせるもの(自分でぬる場合、複数回答、パンを食べる人限定)
昨今では乳製品不足やトランス脂肪酸周りで注目を集めているマーガリンだが(【トランス脂肪酸、日本の食品は……?】)、パンに塗る食材としてはいまだに不動の地位を占めているようだ。むしろバターやジャム、チーズなどの貢献ぶりをたたえるべきか。
パンへの塗りもの系以外では、最上位は食肉加工品。アメリカの人たちが愛してやまないベーコンやハムをパンの上にのせたり、挟んだりして食べるのは、主食としてだけでなく軽食やおやつ代わりとしても素敵なもの。合わせ技で卵も乗せると最強の組み合わせとなる(朝食でよくあるパターン)。
以下、はちみつ・野菜・マヨネーズなどが続く。マヨネーズは18.4%と、本来はパンにぬる調味料ではないものの、ピーナツバターやペーストよりはるかに上、はちみつに迫る人気を誇っている。たっぷりと乗せて軽くトースターで火を通したマヨネーズパンは、マヨラーにとっては至極の一品に違いない。
【高齢者も「ご飯よりはパン」・朝食はパン派が優勢】にもあるように、食事の用意の容易さから、高齢者にもパンは大いに受け入れられている。お年寄りのいる世帯なら、簡単にできるホームベーカリーを調達し、皆で手作りパンを創り、上位陣の食材をずらりと並べてパンパーティーというのも粋かもしれない。
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