スマートフォンの普及率は1割程度? ソフトバンクが過半数
2011/03/06 07:12
マイボイスコムは2011年2月25日、スマートフォンに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、スマートフォンの所有率は1割強であることが分かった。キャリア別ではソフトバンク(モバイル)がもっとも多く、次いでNTTドコモ、auと続いている。主要機種別ではiPhone4が最多で2.3%という結果が出た(【発表リリース】)。
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今調査は2011年2月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3241人。男女比は49対51、年齢階層比は10代1%・20代11%・30代29%・40代31%・50歳以上28%。
ノートパソコンと携帯電話の各要素を足して2で割ったような、という表現もあながち間違ってはいないスマートフォン。高機能性や便宜性が受け、国内外を問わず急速に浸透を深めている。今調査母体で使用実績を尋ねたところ、約1割強の人が使っているという結果になった。
↑ スマートフォンを使っているか(個人ベース、複数所有の場合はメイン機種)(個別機種は0.5%以上のもののみ)
非保有・非使用と答えた人が88.2%、無回答が0.4%なので、そこから逆算して保有率は11.4%ということになる。調査母体の年齢層を見る限りでは働き人が多いため、このような結果が出るのもある意味納得ができる。
スマートフォン保有者の中では、やはりソフトバンク(モバイル)端末の保有者が一番多いのが分かる。メイン端末ベースでカウントした場合、11.4%のうち6.0%だから、過半数に達している。次いでNTTドコモの3.0%、かなり差をつけられた形でauの0.7%などとなる。月次ベースでお伝えしているTCA発表の契約状況(直近データは【ソフトバンクモバイルが純増数でトップ継続・2011年1月末時点の携帯電話契約総数は1億1758万4000件-TCA発表】)でも、スマートフォン周りでは「ソフトバンク先行、ドコモ後続、au立ち遅れ」的な状況を解説したが、その結果がそのまま今データには現れているのが分かる。
しかし見方を変えれば、所有率は1割程度「でしかない」とする考え方もある。携帯電話そのものの普及率と比べれば、少数派の領域でしか無い。便宜性や使用スタイルを考えれば、現時点で普通の携帯電話を使っている人すべてがスマートフォンに移行するとは考えにくいが、今後充実してくるであろうサービスの内容を考えれば、これからまだまだ普及率は上昇していくと考えて良さそうだ。
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