お酒のおつまみとしてのスナック菓子、最大のポイントは?
2011/03/03 07:26
マイボイスコムは2011年2月25日、スナック菓子に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうちスナック菓子を食べる人においては、約1/3が「お酒のおつまみとして食べ」ていることが分かった。その人たちがスナック菓子を選ぶ際には「お酒に合う」が最重要視ポイントで、「味の種類」「価格」が続いている(【発表リリース】)。
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今調査は2011年2月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3285人。男女比は49対51で、年齢階層比は10代1%・20代11%・30代30%・40代31%・50歳以上27%。
コンビニやスーパーのお菓子コーナーでは欠かせない存在のスナック菓子。食用頻度を聞いたところ、2/3近くの人が「少なくとも週に一回はスナック菓子を食べている」という結果になった。頻度を別にすれば、93.6%の人が食べていることになる。
↑ スナック菓子食用頻度(再録)
それではこの93.6%の人は、どのような場面でスナック菓子を食しているのか。当然といえばそれまでなのだが、7割以上の人は「おやつ」として食べていると答えている。
↑ スナック菓子を食する場面(食べる人限定、複数回答、上位10%以上+α)
第2位以降は回答率が大きく下がるが、「小腹がすいた時」「自宅に居る時」「お酒のおつまみ」と続く。中には「移動中」とする回答もあるが、自動車の中ならともかく、電車の中でのスナック菓子の飲食は(旅行中ならともかく)あまりお勧めできない。
さてそれでは、上位回答のうち「お酒のおつまみ」についてスポットライトを当ててみることにする。お酒のおつまみとしてスナック菓子を食べる場合、どのような点を重視して選ぶだろうか。この設問に対しては「お酒に合う」がトップとなり、「味の種類」「価格」が続く結果となった。単純にスナック菓子を選ぶ際の基準が「価格」「味の種類」「食感」になったのと比べれば大きな違いといえる。
↑ お酒のおつまみとして食べるスナック菓子を選ぶ際に重視するポイント(おつまみにスナック菓子を食べる人限定、複数回答、上位10%以上)
↑ (単純に)スナック菓子を選択する時の重視点(複数回答、上位10%以上、スナック菓子を食べる人限定)(再録)
単純に選ぶ時と異なり、今件では用途が「お酒と共にたしなむ」と限定されている。そのため、まずは何よりメインとなるお酒とマッチすることが求められるわけだ。「おやつ」「小腹がすいた時」などスナック菓子そのものがメインとなる場合と異なり、添え物的要素としての立ち位置の場合には、その立場が選択の際にも重要視されることになる。いくら価格や食感が良くても、お酒と合わなければ「お酒のおつまみ」としては失格。当然と言えば当然。
リリースの注釈には「”濃厚・味が濃い”の回答は若年層ほど多い」とある。味覚そのものの敏感さを考えればむしろ逆な気がするが、これは詰まる所、歳を経るほどお酒そのものをメインに考え、おつまみを添え物的に扱って飲酒を楽しむスタイルが確立しているというところだろう。
ちなみにお酒のおつまみとして選ばれる具体的な銘柄としては、「カルビーのポテトチップス」が最上位。
↑ おつまみとしてよく食べるスナック菓子(おつまみとしてスナック菓子を食べる人限定、複数回答、上位10位)
いずれもがスーパーのお酒売り場に置かれていそうなスナック菓子ばかり。また、これらの上位商品を読み返すと、子供向けにいくつかの小袋入りタイプが数珠つなぎになったタイプのパッケージが思い起こされる。あるいはそれらは、おつまみ用としても結構なニーズがあるのかもしれない。
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